ボブの乾かし方! 髪がはねない、簡単にまとまる!
流行のボブやショートヘアは小顔効果抜群で女性らしさもあり、お手入れも簡単で人気です。ただ、毛先がハネてしまったり、前髪がパックリ分かれてしまったり、後頭部がつぶれてしまったりなど、お悩みの方も多いはず。
サロン帰りのような、まとまりがありキレイな丸みのあるシルエットにするには、毛流れに合わせた根元の乾かし方をマスターする事が大切です。そこで今回は、自分でも簡単にできる乾かし方の基本を紹介します!
ボブヘアのベーススタイル
あごラインのボブヘア。前髪を作ったスタンダードな髪型。ボブスタイルお悩み3大パターン【実例】
1. 右サイドがハネてしまっている状態。
2. トップがつぶれ、前髪の生えグセが直らずに、分け目がついてしまっている状態。全体が四角いシルエットに見えてしまう。
3. つむじがパックリと分かれてしまい、後頭部の丸みがなくなっている状態。
つむじの生え方 、毛流れをチェック【超重要】
つむじや毛流れ通りにそのまま乾いてしまうと、上記のような状態になりやすいです。髪の特徴として、濡れている状態から乾くまでの間で毛流れを直すことができます。その性質を生かし、髪の生え方によって毛流れと逆方向に乾かすことでお悩みを解決できます!つむじの生え方は、ほとんどの方が時計回りになっています。そのため、センターから右側は根元がやや後ろ向きに、左側は前に向いて生えています。左サイドは内巻きになりやすいのに対し、右サイドだけがハネてしまうのは、そのためです。この毛流れとは逆方向に乾かしていくのが重要なポイントです。
ドライヤーで髪を乾かす時の正しい順序
髪を乾かすときは、最もクセが出やすい部分からスタートするのが鉄則。前髪、つむじまわりから順番に乾かすのがおすすめです。乾かす順番は、前髪、つむじまわりから!
1. 前髪~フロントトップ
(第一印象で重要な部分、特に分け目がつきやすく乾きやすいため)
2. バックトップ(つむじまわり)
(つむじの部分で分かれやすく、乾きやすいため)
3. 右サイド~右バック
(毛先が前に向かってハネやすいため)
4. 左サイド~左バック
(自然に内巻きになりやすいので最後に乾かしても問題ない)
はねないでまとまる!ボブヘアの乾かし方【基本編】
1. 左右の耳の真ん中を結んだ位置で前後に分けます。粗めのコームを使って、髪全体をとかしておきましょう。
2. 先ほど分けておいたスライス線(赤線)と、左右の目尻の延長線上(オレンジ線)を結んだ、「前髪~フロントトップ」部分を乾かしていきます。
3. 2で分けた部分のうち「センターから左側」を逆サイドに向かって乾かします。乾きやすい箇所なので弱風がおすすめです。
4. 同様に右サイドの髪を逆方向に乾かします。3と4の工程をもう1~2回繰り返し、毛先まで完全に乾かします。
5. この状態で、トップから放射状に乾きます。前髪もパックリと分け目がつかず、ハチ部分に余計なボリュームが出ないので、ここまでの工程だけで小顔な印象になります。
6. 次はバックトップを乾かします。3~4と同じ要領で、青線から上の髪を逆方向(赤線の矢印)に向かって乾かしていきます。オレンジの点はつむじの位置です。この時点で根元が乾いていたら、霧吹きなどで根元だけ濡らすと良いです。つむじの位置で分かれやすいので、気を付けながら乾かしましょう。
7. まずはセンターより左側の髪を逆方向に乾かします。
8. 7と同様に右側の髪も逆方向に乾かします。7と8 の工程を、もう1~2回繰り返し毛先まで完全に乾かします。
9. トップから放射状に乾きます。つむじも隠れ、後頭部に自然な丸みができ、
この時点でキレイなシルエットになります。
10. 右サイド→右バックの順に乾かします。サイドを乾かすときは、下を向いて、上から根元に向かってドライヤーをあてるとやりやすいです。
11. 右サイドが乾いたら、次に右バックを乾かします。「つむじの生え方」で説明した通り、右側は後ろに向かって生えている方が多いので、前に向かって乾かします。今までの工程のように根元に風をあて、乾いてから毛先を乾かします。
12. 左サイド→左バックの順に乾かします。左側の髪は前に向かって生えているので、上を向きながら後ろに向かってドライヤーをあてます。
13. 左サイドが乾いたら、最後に左バックを乾かします。手ぐしでやや引っ張るようにしながら、後ろに向かって乾かします。
ボブをうまく仕上げるコツとは?
基本的にドライヤーは根元に風をあてるようにして下さい。中間~毛先は、根元を乾かしているうちに自然と乾いていきます。まずは根元をしっかりと乾かし、髪の毛がトップから放射状になるように意識しましょう。ツヤが出る髪の乾かし方【上級編】
最後の仕上げに、髪がほぼ乾いてから、表面をとかすようにデンマンブラシでブローしたり(くるくるドライヤーでも良い)、冷風をあてクーリングすると、よりツヤとまとまりが出ます。ボブヘアのサイド&バック
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