ミシュランガイド2つ星「ドミニク・ブシェ トーキョー」のビストロ
「レ・コパン ドゥ ドミニク・ブシェ」が2016年6月27日、銀座にグランドオープンしました。レ・コパン ドゥ ドミニク・ブシェは、2013年9月にオープンして僅か2ヶ月後に発売されたミシュランガイドで2つ星を獲得した「ドミニク・ブシェ トーキョー」の新しいビストロなのです。レ・コパン ドゥ ドミニク・ブシェは「ドミニク・ブシェの仲間たち」を意味しています。コース料理をメインとするドミニク・ブシェ トーキョーとは異なり、テーブルを共にする時間とおいしさを「Partage(パルタージュ)」=「分かち合う」ことをテーマにしており、みんなで楽しめるようなメニューを中心に提供しています。また、「Copain(コパン)」=「仲間」という言葉も「パンを分かち合う」が語源なのです。
シェフは、パリの「ドミニク・ブシェ」で1年間修行した後に帰国し、「ピエール・ガニェール」「ドミニク・ブシェ・トーキョー」で鍛錬を積み、ドミニク・ブシェの真髄を学んだ吉田 能(よしだ たかし)氏が就任しています。マネージャーは、「リストランティーノ ルベロ」「ラ フィネス」といったイタリア料理やフランス料理の一流店を経験した宮城 玲央奈氏が務めています。
料理、サービス共に盤石の体制でスタートしたと言ってよいでしょう。
レ・コパン ドゥ ドミニク・ブシェのコース内容
アラカルトでも楽しめますが、コースの方がもっとお得です。ランチコース
- 銀ブラ 2,700円
本日の前菜、本日のメイン
+アラカルトのデザート (+800円)
+コーヒーまたは紅茶と小菓子 (+1200円) - パリ風のランチタイム 4,700円
本日の前菜、本日のお魚料理、本日のお肉料理、デザート
- 銀座ごはん 5,500円
アミューズ、前菜、メイン、デザート(それぞれアラカルトメニューから選択) - 仲間と快食 7,000円
アミューズ、前菜、お魚料理、お肉料理、デザート(それぞれアラカルトメニューから選択)
ドミニク氏のこだわり通り、フュージョン料理は提供せず、由緒ある伝統的なフランス料理にドミニク氏の現代的な解釈を加えたシンプルで軽やかな料理を提供しています。ビストロであるにも関わらず、全く手を抜いていません。日仏の懐かしい味を体現し、いつも通いたいと思わせます。
次は、特におすすめの料理をご紹介していきましょう。
アミューズ
奥にあるのが、当日のイベントで提供されたアミューズのグジェールで、シュー生地がとても香ばしいです。手前にあるのが豚足のコロッケ「ピエ・ド・コションのガレット」。実際にはメイン料理で提供されていて、サイズはもっと大きいです。DB風テリーヌ (ドミニク・ブシェ風テリーヌ)
ドミニク氏の母がよく作っていた思い出深いテリーヌに、ピスタチオを加えて独自にアレンジした一品。豚肉ではなく鴨肉をメインにしているので、鴨特有の香りと品のよさがあります。添えられた赤ワインでコンポートした紫タマネギがよいアクセントです。鯛のポワレ ウイキョウとトマトのコンフィ
鯛は、皮目がカリっとして身はふくよかです。まさにポワレのお手本のような一品と言えるでしょう。ブール ブランソースはバターの深い香りがあり、鯛との相性も最高です。ウイキョウの茎はコンフィにして、さっぱりとした付け合せに。仔羊の赤ワイン煮込み
レヴォルの鍋を使って、赤ワインで7時間も煮込んだ料理です。仔羊の強さはそのまま残しており、赤ワインで洗練し、より深い味に。パリか同店でしか食べられない貴重な一品です。ジャガイモのピューレはメークインの甘味を讃えています。キャラメル風味のリ・オ・レ
お米を使ったデザートで、金箔が載せられています。子供時代、ドミニク氏が学校から帰宅すると、母親が作ってくれたのが、このリ・オ・レです。米にこだわったメニューを作りたいという、ドミニク氏の熱い想いが包まれた優しいデザート。コーヒー、紅茶と小菓子
紅茶はアールグレイで、小菓子はトリュフとマドレーヌ。ティーカップ&ソーサーはアビラントです。■レ・コパン ドゥ ドミニク・ブシェ(Les Copains de DOMINIQUE BOUCHET)
住所:東京都中央区銀座5-1-8 銀座MSビル B1
TEL:03-6264-6566
営業時間:11:30~14:00(L.O.)、17:30~22:00(L.O.)
定休日:日
アクセス:「銀座」駅から徒歩2分
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.lescopains.jp/
※データは記事公開時点での内容です
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