クールビズの実施期間や服装マナーを押さえておこう
2018年で13年目となるクールビズ。いまや認知度は約98.3%(2017年、日本気象協会調べ)と、夏のイベントとしてすっかり知れ渡りましたが、意外と知らないことも多いのでは。そもそもの由来や意味、いつからいつまで実施されるのかと、オフィスマナーに即し、快適に過ごす服装のコツなどを押さえておきましょう。クールビズとは
クールビズ(COOL BIZ)とは、地球温暖化対策のため、2003年から環境省が提唱し始めたもの。「冷房時の室温が28℃でも快適に過ごせるライフスタイル」を指します。クールビズというと「ジャケットを着用しない」「ノーネクタイの軽装で働く」というイメージがあるかもしれません。実はオフィスにおける服装だけでなく、早朝出勤など勤務時間の調整、空調など、節電のための様々な工夫が含まれます。
クールビズの由来・語源
COOL BIZという綴りからもわかるように、クールビズは造語。2005年2月、京都議定書が発効されたのをきっかけに、環境省の一般公募で選ばれました。涼しい・かっこいいの意味のcoolと、ビジネスの略語であるbizを組み合わせた和製英語です。ちなみに、似たような言葉で「省エネルック」があります。これは1979年、第2次オイルショックに大平正芳内閣(当時)が提唱した夏の軽装のこと。「半袖スーツ」など、お世辞にもおしゃれとはいえない服装で、普及しないまま失敗に終わってしまいました。
クールビズの期間は5月1日から
2018年度のクールビズ実施期間は、5月1日から9月30日までです。ちなみに、クールビズの実施期間は当初6月1日から9月30日でした。それが2011年の東日本大震災および東京電力・福島第一原子力発電所の事故を経て、前後1カ月ずつ拡大。ちなみに、2015年までは5月1日から10月31日でした。6カ月間、半年間ともなると長く感じますね。スーパークールビズの期間は6月1日から
また、6月1日からは、スーパークールビズと称して、さらなる軽装や勤務時間のシフトを推奨。早朝勤務やフレックス勤務を導入する企業も、少しずつですが増えているようです。クールビズの服装は半袖シャツが基本
スーツ着用の職場に勤める方にとっては、クールビズというと服装が最も気になるポイントでしょう。オフィスマナーを守り、かつ涼しく快適に過ごすには、環境省が出している服装のガイドラインが参考になります。「ノーネクタイ・ノージャケットで半袖シャツ」がクールビズの基本的なスタイル。6月1日からのスーパークールビズ期間はポロシャツもOKとされています。
クールビズの服装に迷ったら、 以下の記事もぜひ参考にしてください。
■男性向け
■女性向け
毎年夏の恒例行事となったクールビズ。仕事の能率を下げず、快適に過ごすために、さまざまな知恵を取り入れておきたいですね。
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