働く人の4人に1人がメンタル不調!

頭を抱えるサラリーマン

背負いきれないほどのストレスを抱え、処理できなくなっていませんか?

近年、働く人のメンタル不調の問題が深刻化しています。(独)労働政策研究・研修機構の調査(2014年)によると、過去3年間で4人に1人がメンタル不調を感じたことがあると回答しています。

実際、働く人の周囲には、ストレス要因がたくさん潜んでいます。長時間労働、困難な仕事、職場の人間関係、満員電車、顧客からの理不尽な対応など……、数え上げたらキリがありません。

このように過剰なストレスが続いていくと、メンタルに不調が生じてしまいます。本人が不調に早めに気づいて体調や業務を調整でき、職場側も早めに環境改善を行えば、症状の悪化を防ぐことができます。しかし、本人が不調を自覚できなかったり、職場環境が改善されなかったりすると、不調が長引き、ついにはうつ病などの心の病を発症してしまうことがあります。

メンタル不調者はカナリアのように警鐘を鳴らしている!

ところで、職場のメンタル不調者は、「坑道のカナリア」に例えられることがあります。

カナリアは、毒物に対して非常に敏感であることから、有毒ガスにいち早く反応します。かつて炭鉱の坑夫たちは、身の安全を守るために鳥かごに入れたカナリアを坑道に持参し、カナリアに異変が生じたら、即座に坑道から脱出していました。

職場のメンタル不調者も、この坑道におけるカナリアのような役割を果たしているのではないでしょうか? つまり、職場に蔓延するメンタルヘルス阻害要因にいち早く反応し、身を持って警鐘を鳴らしてくれているのです。

メンタル不調者に対して、その人自身の弱さや自己管理の甘さだけを指摘する人が少なくありません。しかし、どんなに屈強で明朗な精神の持ち主であっても、健康を害する環境で働き続ければ、メンタル不調を引き起こす可能性があります。したがって、職場でメンタル不調者が一人現れたら、その環境に重大な問題が潜んでいる可能性があり、何も改善がなされないでいると、その後もメンタル不調者が続出する可能性があるのです。

では、職場にメンタル不調者が生じた場合、どのようなポイントを見直していけばいいのでしょう? 次のページでお伝えします。