テクノポップ/アーティストインタヴュー

燃える実行委員長、YOKOHAMA FESを語る(3ページ目)

「7th SUMMER of LOVE」は、元ゲツプロのHIDEさんが1年前に横浜を盛り上げるべく始めたイベント。4月16日に「YOKOHAMA FES」として横浜赤レンガホールにて豪華ゲスト(☆Taku Takahashi / 中田ヤスタカ / DE DE MOUSEなど)にて開催されます。フェスに対する思いを語っていただきました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

SXSWは街全体のイベント

ガイド:
3月にDE DE MOUSEも参加したテキサスのオースティンで行われたSXSWに行ってきました。もともとは音楽フェスとして始まりましたが、今はインターアクティヴ、映画なども含めたメガイベントとなっています。今年はオバマ大統領夫妻も登場しました。このような音楽だけにとどまらないクリエーターのためのイベントが日本でも根付いて欲しいです。

Perfumeが公演したSXSWって? (All Aboutテクノポップ)

HIDE:
コンセプト作りの段階で目先の企画に集中しつつも、中長期の展望をブレなく持つことがブームではなく、根付いた文化を生む種になるんだと思います。スポンサーとのやり取りでも単発だと魅力的な企画であっても中々話は広がらない。「ここに行く為に今これをやる!」という建設的な話が出来た方がお互いにワクワクする。今しか出来ないことなんて所詮目先の利益だと思っていて、もっと先のビジョンが見えていると意義や必然性を沢山の人と共有しながらより大きな動きになります。お金も影響力もある人が「今」に飛びつくような時代では中々新しい文化は生まれない。今年のSXSWはどうでしたか?

ガイド:
今年で30周年を迎えたSXSWには、すごい活気がありました。オースティンという街を支えているイベントになっています。経済的にもそうなのでしょうか、街を世界中の人たちに知ってもらう、プライドのようなものを感じます。ミュージックフェスとして始まって、映画、インターアクティヴと横に広がるイベントに進化して、大統領夫妻、NASAの宇宙飛行士、起業家、大企業、映画監督、アーティストが入り混じって、垣根を取っ払うイベントになっているのが素晴らしいです。

ミュージックフェスについて言えば、有名どころや大きいハコに行くのではなく、ジャンルを横断したインディーズ系を中心とした2,000を越えるライヴが小さめのハコで行われ、世界に門戸を開いている。水曜日のカンパネラのライヴアクトを見たのですが、多分彼らを知らない外国人の人も含めて、とても盛り上がっていました。イベントを街の一部でやるというよりも、街全体がイベントをしている。HIDEさんにも、そんな風に横浜をして欲しいですね。今後の展望は?

2020年に向けて

HIDE:
街全体がイベントしている、か…。それこそ文化ですね。
今後は一旦のピークを2020年に定めています。「7th SUMMER of LOVE」を始めた去年から数えて5年、やりたい事を少し急いで逆算してもそれぐらいが妥当なんです。キリもいいですし、丁度五輪もありますし(笑)。ここで言うピークとはあくまでも定着の意味で、それで終わりという事ではないです。2020年までに今僕がやりたいと思っていることをやり尽して、それに共感してくれるフレッシュな若者がまた別の切り口で動き出す。そんなことを願っています。

ガイド:
最後に「YOKOHAMA FESTIVAL」に向けて、みなさんに一言をお願いします。

HIDE:
横浜集合!崩さない程度にレンガを揺らしましょう。

4月16日(土)Open/13:30
YOKOHAMA FESTIVAL 7th SUMMER of LOVE
yokohamafes

YOKOHAMA FESTIVAL 7th SUMMER of LOVE


■ACT:☆Taku Takahashi(m-flo/block.fm) / 中田ヤスタカ(CAPSULE) / DE DE MOUSE / HIDE / TUSA / riverside"good"island / SACHIKO / VC FOX / sabaku∞bakuhatsu
VJ:ASTERIX! / TAJIMA / Landscaper

■会場:横浜赤レンガホール
(神奈川県横浜市中区新港1-1 1号館 3階)

■料金:前売り3900円 / 当日4900円 / 未成年2000円 / VIP70,000円(4人席×4組限定)
※VIP以外全て1drink別
※VIPはシャンパン&くつろぎスペース付!
※未成年の方は当日顔写真付きの身分証をご提示ください

横浜市内、関内駅近くに位置する老舗ライブハウス「YOKOHAMA 7th AVENUE」がオープンした30年前に、遠く離れたイギリスではその後のダンスシー­ンに多くの影響をもたらした一つのムーヴメントが巻き起こった。それが 「The second Summer of Love」だ。それは首都ロンドンではなく、マンチェスターやリバプールなどの工業地­帯が流行の中心だった。東京ではなく、横浜であるかのように...。横浜に新たな音楽シーンを!2015年4月からDJ/オーガナイザーのHIDE主宰によりマンスリー開催してきた「7th SUMMER of LOVE」の1st ANNIVERSARYをデッカク開催決定!シーンをリードする☆Taku Takahashi、中田ヤスタカ、DE DE MOUSEらを国内有数の観光地、みなとみらい「横浜赤レンガ倉庫」に迎えレンガを揺らす!!

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