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パスワードを忘れない方法! パスワードを作る3つのポイント

パスワードを忘れない方法、対策を紹介します。インターネット、スマホの普及で、新たに開発される便利なネットサービス。その利用に欠かせないのがパスワード。このパスワードを考え、忘れないようにするのがストレスになっていませんか?

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

パスワードを忘れない方法・対策は?

パスワードを忘れない方法とは

便利なサービスが増える一方で……

インターネット、スマホの普及で、新たに開発される便利なネットサービス。その利用に欠かせないのがパスワード。
パスワードを破られると大事な個人情報が流出する危険があり、おろそかにはできません。ただ、パスワードを考え、忘れないようにするのがストレスになっていませんか?

どうすればパスワードを忘れないようにできるのか? 
その対策を紹介します。
 
<目次>
 

大事なのに忘れやすいのがパスワード

「あれ? これだと思ったのに……」
「え? これでもないの?」
「そういえば、この間、パスワード変更したんだ……」
「仕方ない。パスワードをリセットするしか……」

さまざまなネットサービスが生まれて便利になっていますが、そのサービスの利用に欠かせないのが「パスワード」。

ただ、このパスワード、忘れてしまって困る人が増えています。
なぜなら、パスワードは忘れやすい条件が揃っているからです。どんな条件かというと……

1:よく覚えている数字は避けろと言われる
「生年月日」や「電話番号」は使わないでください、とはパスワードの設定画面でよく見かける警告です。他人に知られやすいからですが、こういったもの以外に、英数字の組み合せと言われてもなかなか思い浮かばないですよね。
かといって適当な組み合わせだと忘れてしまいますし……

2:他のサービスと同じパスワードは避けろと言われる
さらにパスワードの設定の際によく言われるのが、他のサービスのパスワードと共通なものにしないこと。どこからかパスワードが漏れた場合、共通にしていると次々のほかのサービスでも破られてしまうからです。

でも、そうすると管理するパスワードが増えてきて覚えられなくなる…

3:定期的に変更しろと言われる
加えて、ネットバンキングなどでは一定期間ごとに「そろそろパスワードを変えてください」と言われます。同じパスワードにしていると破られるリスクが増えるからです。

とはいえ、新しいパスワードを考えるのも手間だし、昔のものと混乱してしまう……

このように、パスワードはそもそも忘れやすい条件が揃っているのです。さてどうすればいいんでしょう? ポイントを3つ紹介します。
 

ポイント1:自分しか知らない数字を使う

そうそう、もう一つ、パスワードを忘れやすい条件がありました。
それは「メモしづらいこと(記録に残しにくいこと)」

覚えにくいものは、普通であればどこかにメモすればすむ話ですが、そのメモを見られたらおしまいですよね。そのメモをだれの目にも触れないところに隠しておけばいいわけですが、パスワードを書くというのはかなり抵抗がある人が多いでしょう。

ということで、メモしなくても覚えられるものになるわけですが、そうなると「生年月日」や「電話番号」、「車のナンバー」など、他の人も知りやすい数字しか思い浮かばないかもしれません。

しかし、よくよく思い出してみると、あなたしか知らない英数字の組み合わせは、意外にも身近に見つかるものなのです。

たとえば、電話番号でもあなたの自宅や携帯ではなく、昔親しかった友人や恋人の電話番号ならいいかもしれません。

今はスマホで名前をクリックするだけで電話できますが、昔はいちいち電話番号をダイヤルしたり、プッシュしなければいけなかったので、何十回、何百回とくり返し電話した番号は覚えている人もいるでしょう。

私の場合は、大学寮で住んでいた部屋の南京錠のナンバーをパスワードに使っていました。毎日そのナンバーを合わせていたので、忘れようにも忘れないほど記憶に残っています。あなたもよくよく思い出してみてください。

そのほか、パスワードを新たにメモするのには抵抗があっても、すでに書いてあるものをパスワードにするのなら大丈夫かもしれません。

私の場合、昔住んでいた地域の公民館の利用カードのID番号をパスワードに使っていたときもありました。これなら覚えていなくてもそのカードを見ればいいですし、それが机の中にあってもそれをパスワードだと思う人は少ないでしょう。

ただ、サービスごとに違うパスワードを使うとなると、どれがどのパスワードか覚えておくのが大変になりますよね。 
 

ポイント2:使うサービス名と組み合わせる

パスワードの一部ならメモしておいても

パスワードの一部ならメモしておいても

そこでお勧めなのが、使うサービス名と組み合わせてパスワードをつくることです。先ほど紹介したように、自分しか知らない英数字と利用するサービス名の一部と組み合わせるのです。

たとえば、自分しか知らない英数字が“ku0584on”だとします。そして利用するサービスがYahooであれば“Yahooku0584on”、Googleであれば、”Googleku0584on“というようにするのです。

ただ、サービス名そのままを使うと、そうしていることがすぐにわかってしまう危険性もありますし、実際使うのは最初の2文字、最後の2文字といった自分だけのルールを作っておけばいいでしょう。

サービス名は書かれているので覚える必要はありません。こうすれば、サービスごとに違うパスワードを簡単に作ることができます。

もちろん、複雑な暗号もプロの手にかかればすぐに解読されます。ここで紹介したルールも、複数のサービスからパスワードが流出したらすぐに見破られてしまうでしょう。核となる「自分しか知らない英数字」は重要なサービスとそうでないサービスで、少なくとも2種類は用意しておくことが必要かもしれません。
 

ポイント3:定期的に変わるものと組み合わせる

では、定期的にパスワードを変えるよう求めてくるところのパスワードはどうすればいいのでしょう? いちいち新たに作るのは大変ですし、混乱してしまいますよね。そこでお勧めはパスワードに定期的に変わる数字を組み合わせてしまうことです。定期的に変わる数字といえば、時間です。

たとえば、わかりやすいところでいうとその時点の「年」を入れるのです。2023年であれば2023という数字をパスワードに入れるようにするのです。そうすれば、核となる自分しか知らない英数字さえ覚えたり、すぐに確認したりすることができれば、いくらでも新たなパスワードをつくっていくことができます。

「年」というのがあまりにもわかりやすすぎると思われるのであれば、ご自身の年齢やご家族のだれかの年齢を使うのもいいでしょう。とにかく定期的に変わって、すぐにわかる数字を組み合わせればいいのです。

さて、いかがだったでしょう? 少しはパスワードを覚えなきゃ、忘れてないようにしなければ……というプレッシャーから解放されたのでないでしょうか。

これからもさまざまなサービスが開発され、その利用にはパスワードが必要となってくるでしょう。パスワードの管理でストレスが増えないように、ここで紹介した考え方を参考に、うまく付き合っていってください!

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