注文を受けてからつくられるサンドイッチ
タコのフリットサンド
15℃のサンドイッチは注文を受けてから作られます。ソフトであっさりした味わいのパンは、口どけがいいのに料理の水分をしっかりとホールドする力がある。その製法はミキシングがポイントということですが、企業秘密だそう。表面のツヤは「ショソン・オ・ポム」などにパティシエが使う技です。コーヒーで彩色しているのです。
タイプコロンビア
「タコのフリットサンド」はライムを効かせたマダコのから揚げに食欲をそそる濃厚なアイオリソース。サンドイッチながらきちんとした料理を食べている感覚です。そして、ソースはそれだけパンにつけて食べてもおいしいかもと思えるところが、自家製ならではです。キタアカリのフレンチフライに添えられているケチャップも、自家製。
トリッパトマト煮サンド
「トリッパトマト煮サンド」はスペイン風にチョリソ入り。もちっとしたウォッシュチーズ「タレッジョ」も入っていました。
サンドイッチはほかにも「イワシ」などワインに合わせたくなるラインナップですが、このお店のすっきりとした味わいのコーヒーだったら素晴らしくよく合います。
サンドイッチに比べてハンバーガーのメニューは「てりやきチキンバーガー」「アボカドバーガー」「ダブルバーガー」など一般的なハンバーガーショップのそれですが、バンズはサンドイッチと同じ特製パン、パテもソースも既製品は使わないので、ぜひ味わってみたいところです。
「おいしく食べさせるのはプロとしての正義。いい材料を使うのは愛情です。安心なものをおいしく提供するのがスマートなことだと思うんです」。と杉窪さん。
壁一面の書架。書籍、中古レコード、雑貨も販売する。
これからは、食にこだわるコンセプトの店がセレクトしたものを食べたい、買いたい、というふうになっていく時代だという杉窪さんが目指すのは、総合店でありながら、やっていることは専門店のレベルであることなのです。
ショウケースではスイーツと青果の販売も。
コーヒー豆にお菓子にレコード。ギフトにもお洒落。
次は
杉窪さんのお店の人気の秘密についてさぐります。