フィンランドのトイレには、手動ウォシュレットがついている!?
使う前にまず水道の水を出し、噴射位置を決めてからレバーを握る
操作に慣れると日本人でも十分使い勝手がよいと評判の装置ですが、慣れないうちは、うっかり床や自分に向けて噴射させ水浸しになるアクシデントの報告も多数。利用してみたい人は、便座に座る前によく手順を試してみてくださいね。
かつてはあの世界的な陶器ブランドが、北欧中の便器を作っていた!?
便器も立派な陶器作品のひとつ!?
平均身長の高いフィンランド人が使うトイレは、背伸び必至…?
男性の平均身長178cm、女性の平均身長164cmと世界でもトップクラスの平均身長を誇るフィンランド人だけに、トイレの規格、とりわけ男子トイレの便器の高さは、やや日本人にとっては高すぎて、用をたすのに一苦労……と嘆く日本人旅行客も少なくありません(特に男性)。フィンランドのトイレットペーパーは、なんとトリプル!?
デザインブランドとのコラボレーション商品などもある
また、トイレットペーパー業界内のセールス争いも熾烈です。その結果、芯まで水溶紙でできていて最後にトイレに流せてしまうもの、ペーパーに詩やストーリーが印字されていて読み物として楽しめるもの、芯の中にときどき工場作業員のメッセージカードが挟まれているものなど、必要かどうかはさておき、ユニークなトイレットペーパーもたくさん売られているのです。
フィンランド人は、手拭き用ハンカチを持ち歩かない!?
引っ張ると未使用のタオル地が出てきて、しばらくされると機械の中に自動回収されていく
アイテムは大きくわけて3種類。まずは日本でもおなじみの、手を突っ込んで風圧で乾燥させるマシーン。機械により威力がまちまちですが、近年は威力抜群な最前線マシーンの導入も進んでいます。次に、使い捨て再生紙のお手拭き。ごわっとした紙束が洗面所に積まれていたりボックスから引き出せるようになっています。付近に必ずゴミ箱があるので、紙くずを散乱させないようにきっちり処分を。そして日本人の目にやや珍しく映るのが、ローリングタオルマシーン。長ーい1枚のタオルがボックスの中に収納されていて、手で引っ張ると未使用部分のタオル地が出てきます。そして数秒後には、自動的に利用部分が巻き取られるという仕組み。ですので利用後は引っ張りだしたタオルをそのまま放置すればOKです。見かけたら一度ご利用あれ!