Daniel Rebert ダニエル・レベール
フランス アルザス地方のドイツ国境近く、人口8000人ほどの小さな街Wissembourg(ウィッサンブール)にあるパティスリー「ダニエル・レベール」。 街のショッピングストリートを歩いて行くと、通りの終わりの方にあるこの赤い色がお店の目印。地元の方はもちろんのこと、パリをはじめフランス国内、そしてドイツ、スイスといった海外からもこちらのお菓子やショコラを求めて、毎日多くの方で混み合っています。シェフはダニエル・レベールさん。「パティスリー・レベール」としてお店を創業したお父さまから32年前にお店を継いだ2代目で、現在はRelais Dessert(ルレ デセール)の会員でもあります。
パティシエの浅見欣則さんが、かつて約1年間このお店でお仕事をされたほか、日本の製菓学校からの研修生も積極的に受け入れるなど、製菓技術の指導者としても高く評価されています。
ジュエリーのようなショコラのコフレを日本でも
ダニエル・レベールのボンボンショコラは全て手作り。そのショコラはとてもきれいで、職人が丁寧に手作りしたことがよくわかります。日本で購入できるのは19個入り、10個入りのボンボンショコラのアソートなど。
19個入りはこんな感じです。赤いリボンが可愛らしいですね。
そしてボックスをあけると、ショコラの説明が書いたリーフレットが入っていて、その下には……、
こんなに美しいショコラが19個!!
「わぁ!」なんて思わず声に出してしまうかもしれません。私はこんな風にきっちりきれいにたくさん詰まった、美しい手作りのボンボンショコラの詰め合わせが大好き。そしてボックスを開けた途端に美味しいもの、とわかる香りがふわりと広がる、その幸せな瞬間が好きなのです。
美しいボンボンショコラ
そしてどれをいちばんにいただこうかしら、と悩む時間も、幸せなひととき。私はこの一粒をそっと選んで見つめました。 きちっとシャープな美しさ。ニュアンスのある赤、ヘーゼルナッツを使った「クレミニ」、すぐにイタリアをイメージさせるモダンなショコラです。こちらは美味しいパーダマンドとピスタチオを使ったチョコレートです。少しブルーがかったピスタチオでデコレーション。パートダマンドがお好きなみなさま、絶対におすすめですよ。その向こうはアールグレイのガナッシュ。
フレッシュミントを使ったショコラは私の好みなので、見つけ次第、手に取らずにはいられません。カカオ64%のチョコレートを使ったナチュラルな香りのミントのガナッシュを、カカオ70%のビターチョコレートでコーティングしています。
そしてお店のロゴ入りの「PALET OR NOIR」はタヒチ産バニラのガナッシュ、「SENSATION」は一口で心華やぐパッションフルーツのガナッシュ。薄いチョコレートのコーティングがぱりんと弾け、なめらかなガナッシュとともにそれぞれの香りが広がります。
「OR ROUGE」はサフランのガナッシュ。「SOHANY CARAMEL」はアルザスの牛乳を使ったキャラメルのガナッシュ。アルザスのミルクの濃い風味が独特で、ミルクチョコレートやキャラメル好きな方なら、すぐに顔がほころび、もう一つ食べたくなってしまうことでしょう。
こんな風に、フルーツ、ナッツ、キャラメル、ハーブ、スパイスといった様々なフレーバーを楽しめつつ、そこから世界の国々の気配が感じとれる、魅力的なチョコレートボックスです。
パリから500km、ストラスブールからでも、車または電車で1時間かかるドイツの国境近くにある遠い町。そこで作られた出来たてのチョコレートが、そのまま現地から自宅まで直送されてくるのはうれしい驚きです(秋冬のみ)。
どこも通さず、現地からそのまま送られてくるチョコレートは、ショコラティエのセンスはもちろん、お店の雰囲気や、町の空気までをも連れてきてくれるよう。お店がドイツのすぐそばなので、ドイツの町から発送する方が便利だそうで、フランスではなくドイツの消印で送られてくることもあります。それも町の場所をイメージできて夢がありますよね。
チョコレートにはお店で使われている紙袋もつけてくださるのでギフトにも。チョコレート好きな方はまずはご自分用に。アルザス地方に旅行した気分で、一粒ずつ、味わってみてください。
DATA
ダニエル・レベール
ダニエル・レベール オンラインショップ
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※秋冬シーズンは現地から直送(春夏はチョコレートの温度管理を適切にするため、日本の拠点からの発送)
※チョコレートは「Sekai Kikakusha(世界企画社)」の名前で届きます。
※2016年は4月上旬まで現地から直送の予定