好きなものを集めていたら、レトロな雰囲気に
まだ住んで一週間した経っていないとは思えないほど、温かみを感じる、まとまりのあるインテリア。そのテーマを伺うと、「特に決めていないんです」と、ミホさん。ただ、好きなものは決まっていて、自分が「可愛い」と思うものを買っていたら、いつの間にか同じようなテイストのものになっていたそうです。イラストレーターというお仕事柄、自宅で過ごすことが長いというミホさん。どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気のある部屋はとても居心地がよく、時間がゆるやかに流れていくように感じます。さらに、この数か月後にはこの部屋で猫を飼うことが決まっているのだとか。ますますお家で過ごす時間が楽しくなりそうです。
(左上)年代物のように見えるちゃぶ台だが、実はまだ買って一年半。塗装が剥げてきてしまったので、あえてこすって剥がしたりもしたそう。そのおかげで、この味わい!? (右上)こちらも昭和感たっぷりのやかん。お茶をいただく (左下)シェードランプの下にちょこんと座るウルトラマンが可愛い (右下)時を刻む振り子時計。愛らしさたっぷり
毎日暮らしで大切にしているのは「夜、一回死ぬ」!?
部屋は、その人となりを感じる場所です。ミホさんの部屋は、誰をも受け入れるような温かさがあります。その理由は、ミホさんが日々の生活の中で意識していることと関わりがあるようです。「夜、一回死ぬようにしているんです」と言われて、最初は「???」となってしまいましたが、その意味を聞くと、とても深い。「その日一日得た経験や時間はその日の夜に全部捨てます。そして、朝起きたときには、前のことを引きずらないで、今日から生まれ変わったような感覚で過ごしています」とのこと。
(左上)キッチンの吊戸棚に並ぶ琺瑯の缶。余計なものが出しっぱなしになっておらず、スッキリと快適 (右上)長谷川町子イラストの手拭。日常品の選び方にセンスを感じる (左下)間もなく猫との生活が始まるというミホさんの玄関マットに猫グッズ発見 (右下)棚の上左に飾ってあるイラストはミホさんによるもの
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