エフェソスへの道
こちらもセルシウス図書館と、マゼウスとミトリダテスの門
トルコには玄関口となる都市がたくさんあるので、訪ねる場所次第でさまざまな空港を選択することができる。一般的には成田や関空から直行便が出ているイスタンブールや、エフェソスに近いイズミール、首都アンカラなどにある空港を利用することが多い。格安航空券で10万円前後から。
ツアーの場合、5~8日ほどかけて世界遺産「イスタンブール歴史地域」や「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」「ヒエラポリス - パムッカレ」を一緒に訪ねるものが多い。ものによっては5件以上の世界遺産を巡るものもある。
■周辺の世界遺産
木々に覆われた聖母マリアの家
イスタンブールに入る人は世界遺産「イスタンブール歴史地区」が訪問できるほか、イスタンブールとエフェソスのほぼライン上に「ブルサとジュマルクズック:オスマン帝国発祥の地」「ペルガモンとその重層的な文化的景観」という遺跡がある。また、ペルガモンの北西130kmほどに「トロイの古代遺跡」がある。
トルコ初訪問であれば定番の世界遺産「イスタンブール歴史地域」「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」「ヒエラポリス - パムッカレ」の3件はやはり見ておきたい。それぞれの世界遺産の詳細は各記事を参照のこと。
エフェソスのベストシーズン
アルカディアン通りから見上げる大劇場
降水量は日本と反対で、冬に多く夏に少ない。雨は11~2月がピークとなるが、月に100mmを超えるのは12月と1月くらいで、日本の夏ほど雨は多くない(東京は8か月で100mmを超える)。
夏はカラッとしていて過ごしやすいため、イズミール周辺は夏のリゾートとして人気が高い。このため7~8月にハイシーズンを迎え、多くの観光客でにぎわっている。
世界遺産基本データ&リンク
セルシウス図書館。ファサードしかないのにどうしてこうも美しいのか?
女神ニケ像。ナイキのロゴであるスウッシュは、ニケの翼がモチーフといわれる
登録名称:エフェソス
Ephesus
国名:トルコ共和国
登録年と登録基準:2015年、文化遺産(iii)(iv)(vi)
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