フランス人は自宅に人を招くのが好き

かつてのルイ王朝の宮廷文化やサロン文化の影響もあるので
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招いて招かれることの多いフランス

しょうか、フランスでは自宅に招かれる機会が多いように感じます。ちょっとした喫茶やパーティなど、日本よりも気軽に招待する文化が浸透しているのかも知れませんね。

じつは、おしゃべりが大好きなフランス人にとって、気の合う人たちと心行くまでゆっくり美味しいものを食べながら果てしないおしゃべりをするのは人生の楽しみのひとつ。毎週のように家族や友人を招いて、大切な時間を過ごす人も多いです。また、その様子を見ていると、どうやら招かれるよりも招くほうが好きな印象を受けます。自宅の方がリラックスできるという思いも強いのでしょうか。もちろん、現代人にとっては経済的なこともひとつの理由になるのかもしれません。自宅に招くほうがレストランへ行くよりもずっと経済的ですし、個性豊かな演出で大事な人たちを心からもてなすことができます。自ら選りすぐりの食べ物や飲み物を用意してゆっくりくつろぐ。これぞフランスらしい週末の過ごし方といえるでしょう。


ブリコラージュが楽しいフランスの家

さて、実際にお宅にお邪魔してみると、家中見せて回ってくださる場合と、居間や食事をする場所だけに通される場合があります。前者の場合は、隅から隅まで案内して、自分(達の)貴重なコレクションや室内の逸話を披露してくれるので、興味を示すと思わぬ珍しいものに出会ったり、面白い話を聞くことができます。

たとえば、そのひとつがブリコラージュ(le bricolage / ル ブりコラージュ)。フランス人はブリコラージュと呼ばれる日曜大工が好きです。日本ではなかなか考えられないですが、賃貸の部屋でも壁にペンキで色を塗ったり、穴を開けて棚を取り付けたりと手を加えてしまいます。また、ブリコラージュをしなくても、少々手を加えて「自分らしく」するのが得意なフランス人。家の中には自分たちで作ったものがいろいろあります。招待されたとき、その人らしい個性豊かなものが家中に溢れているのをみると心がほっこりとします。

始めは居間などに通されるだけでも、ブリコラージュやインテリアの話題になると「じゃ、ちょっと見てみる?」と案内してくださることも。実は結構自慢したいだけかもしれませんね(笑)。


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