火災保険の見積もり時・契約時に必要となる書類
契約時にはたくさんの書類があるので、慌てずに揃えよう
さらに同じ木造であっても場合によっては保険料が変わってくる場合もありますので、個々の住宅ごとに書類等による確認が必要になります。
そこで火災保険の見積もりにあたり、事前にいくつかの必要書類をそろえておきましょう。具体的には以下に示した通りですが、一戸建てとマンションでも必要な書類は異なります。
さらに、地震保険の契約をする場合には最大50%の保険料割引がありますので、それらの割引が適用可能かを確認することも必要です。必要となるのは、おもに新築した年や建物の耐震性能を確認するための書類ですが、それらでの確認ができないと保険料割引を受けることができなくなりますので、忘れずに準備しておきましょう。
■一戸建て
柱または構造・延べ床面積の確認が必要
建築確認申請書(第1面~第5面)/確認済証/検査済証/建設住宅性能評価書/登記簿謄本・全部事項証明書/仕様書・図面・パンフレット/建築工事の請負契約書(新築の場合)など
<一戸建てで「耐火建築物」「準耐火建築物」「省令準耐火建物」の場合>
建築確認申請書(第1面~5面)/「省令準耐火」「省令簡耐」と記載がある仕様書・パンフレットなど
■マンション
柱または構造・専有部分の面積の確認が必要
重要事項説明書/登記簿謄本・全部事項証明書/売買契約書など
■地震保険に加入する場合
割引適用のため、建築時期や耐震等級の確認が必要
登記簿謄本・全部事項証明書/確認済証/検査済証/建築確認申請書(第1面~第5面)/重要事項説明書/建設住宅性能評価書(または設計住宅性能評価書)/認定通知書(長期優良住宅)/長期優良住宅等計画に係る技術的審査適合証/耐震基準適合証明書 など
火災保険の約時には、見積で使用した書類を準備
見積もりの比較・検討で商品を絞り込むことができたら、いよいよ契約です。その時には、見積もりの際に要した諸書類を示すことが必要な場合もありますので、念のため準備しておきましょう。申し込みの記入・捺印、保険料の払い込みをもって契約手続きは完了します。引き渡し日までにゆとりを持って火災保険選びができれば、いざという時も、どこで入っていたか、何に入っていたかが分からずに慌てたりせずに済み、安心できるでしょう。
契約後、状況の変化があれば保険会社に連絡を
火災保険の契約が無事済んだら、いよいよ居住開始です。その後は、家族のライフプランは当初より変化していくかもしれません。それに伴い、長年にわたり住み続けるマイホームには変化はつきものといえます。こうして火災保険の契約後、住まいの構造や用途変更など所定の項目について契約時と異なる状況が生じた場合には、私たちは保険会社に連絡をしなくてはなりません。これを「通知義務」といい、被保険者の契約上の義務とされます。被保険者の故意または重大な過失により通知義務に違反した場合、契約が解除されたり、保険金が支払われないことも考えられますので、注意が必要です。
■火災保険:契約の手続き時期
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