500とどんな生活をしたいか想像しながら選ぼう
500はバラバラとグレードが追加され、しかも特別仕様車がかなり販売されている車です。中古車選びをする際はどんなグレードや特別仕様車があるのか抑えておいたほうがいいでしょう。エアコンは1.2Lがマニュアル、1.4Lはオート。ただし1.2 8VラウンジSSはオートです。またツインエアはポップがマニュアル、ラウンジがオートと少々複雑。MT車の流通は少なく、デュアロジックより少々高めです
2008年には3月に1.2Lの8Vラウンジ、5月に1.4Lの16Vポップ、6月に1.4Lの16Vラウンジ、10月に1.4Lのスポーツ、2009年1月に1.2Lの8Vポップ、2011年3月に0.9Lのツインエアが登場しました。
1.2Lと1.4Lは排気量の違いだけでなく、最小回転半径も異なります。1.2Lは4.7mなのに対し、1.4Lは5.6mと約1mも違います。ちなみに日産マーチが4.5m、日産セレナが5.5m。選ぶ際の参考にしてください。
グレード名のポップとラウンジの違いは、主に装備の差で、ラウンジのほうがアルミホイールやガラスルーフなど装備が充実しています。
一方、安全装備については全車共通です。サイドエアバッグ、運転席ウィンドエアバッグ、運転席ニーエアバッグのほか、横滑り防止装置のESP、坂道発進時に車が後退しないヒルホールドシステムなどがあります。
基本的にミッションは2ペダルMTのデュアロジックとなります。MT車もありますが、台数はごくわずか。デュアロジックはまさに「自動で変速するマニュアル」ゆえ、ATとは違う変速時のギクシャク感に最初は戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れると思います。
1.4Lに用意されたスポーツはステアリングにパドルシフトが備わり、それで変速することもできます。またラウンジやスポーツに「SS」と付くグレードがありますが、これらは導入時の限定車で、例えば1.2L 8VラウンジSSはフルオートエアコンになるなど装備が充実しています。
特別仕様車でも新車時の半額以下から狙えるものがあります。例えばアッズーラ(イタリア語で青)は、イタリアのナショナルサッカーチームと同じアッズーラカラーで、500として初めてスタート&ストップシステムを採用(ベースは1.2 8Vラウンジ)。
またイタリアのカジュアルブランド「DIESEL」とのコラボモデルは、1.4Lの16Vラウンジと同様の装備に加え、専用デザインの内外装、差Uウーファー付きサウンドシステムなどが備えられています。
個人的には0.9Lのツインエア、それをレッドウイングのアイリッシュセッターのようにガンガン使い倒しながらも、いつもキレイに手入れしながら乗り続けたいですね。
500とどんな生活をしたいかによって、例えばボディカラーや欲しい装備が変わるはず。安心してください、見た目のデザインは同じでも、色や装備でバリエーションがたくさんあります。きっとみなさんにぴったりの500も見つかるはず。もちろん、新車時の半額以下になったおいしい中古車で。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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