新車時の半額以下であれこれ選べるようになった

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はフィアット500(現行)をご紹介したいと思います。
フィアット500undefinedフロント

8年も販売されていて未だに不便なはずの3ドアしか設定がないのは、それだけこのデザインに自信があり、実際支持されているからでしょう。アイドリングストップ機構は2010年8月より全車に採用されました


2008年3月のデビューから間もなく8年。2015年夏くらいまでは高値安定だったのですが、秋以降からようやく値落ちが始まり、最近やっと新車時の半額以下で見つけられるようになりました。それだけ中古車の人気が高いというわけです。

ハイブリッドカーでも、逆にハイパワーでもないし、室内は最近の軽自動車より狭いなどネガを探せばあれこれ出てきますが、それでもこれだけ多くの人々に愛されているというわけです。

ミニやVWビートルなど、過去の名車の現代的解釈によって蘇った車は総じてこのような傾向があるものですが、その中でも500(チンクエチェント)の高値安定っぷりは目を見張るものがあり、値落ちがなかなか進みませんでした。

8年経った中古車でも高価格でしたから、先代同様、新たな名車として後世に名を残すのではないでしょうか。確かにこのデザイン、なかなか他に代替案が思い浮かばないですよね。

フィアット500undefinedリア

最小回転半径は0.9L(ツインエア)と1.2Lが4.7m、1.4Lが5.6m。また2ペダルMTのデュアロジックの制御モードは1.2Lがノーマル/エコノミーなのに対し、1.4Lはノーマル/スポーツと異なります


さて、ようやく新車時の半額以下になったわけですが、具体的にどんな中古車が買えるのでしょう。原稿執筆時点で見てみると最安値は62万円、2008年式/7.2万km/修復歴なしの1.2 8V ポップです。新車時は195万円でしたから、ざっと70%近く値落ちしています。

走行距離5万km未満で探しても、やはり新車時の半額以下から見つかります。年式は2008年~2013年、グレードは1.2の8Vポップ・8Vラウンジ、1.4の16Vポップ・16Vラウンジ・16Vスポーツ、ツインエア……ベーシックなグレードはたいてい選べます。

そもそも全長3545mと軽自動車より15cmほど長いだけで、日産マーチより28cm短いなど、狭い日本の道路事情にはピッタリのサイズ。とはいえ燃費は国産車のほうがいいし、しかも500はハイオク仕様だから経済的メリットはそこそこなのですが、それを補ってあまりあるほどデザインが優れていると言えそうです。

中古車人気が高ければ、新車を買ってリセールバリューに期待するという手もあるのですが、というかこれまでの相場なら私はその手を勧めましたが、新車時の半額以下でこれだけ選べるようになったのであれば、もう立派なおいしい中古車です。

ではどんな中古車を選べばよいか、500のグレード別の装備などを次ページで詳しく見ていきましょう。