幼稚園入園準備、早寝させたければ早起きから
入園を控えてワクワクドキドキ
例えば幼稚園に9時までに登園するには、やはり理想は7時には起床していること。現在8時過ぎに起床している子がいきなり7時にするのは無理があるので、15分ずつ、30分ずつなどのように、スモールステップで早めるのも方法です。朝7時には決まって起きられる生活が定着させるには、おのずと夜も9時までには寝ることが必要になります。遅寝遅起きの習慣がついてしまっているお子さんの場合には、「早く寝かせる」よりも、「7時までの決まった時間に起きる生活」から入ってみましょう。
未就園の頃は、朝のテレビの幼児番組を楽しんでいるお子さんもいると思います。「このキャラクターが出てくるまでに頑張って準備を終わらせよう」などと、お子さんの励みになるような付き合い方ができれば、まだ時計が読めない小さな子に時間の感覚を持たせるために役立たせることもできます。
子どもは順応性がありますので、入園前の何カ月も前から生活リズムの矯正に精を出さなくても大丈夫。時間を気にせずゆるゆると時が流れる未就園の頃というのは、親子双方にとって至福の時でもあり、この期間も満喫したいですよね。入園まで1カ月を切ったころから、少し意識して行動するだけでも親子共に入園に向けた心の準備になるのではないでしょうか。
トイレの失敗はノープロブレム! 意思表示ができればナイス!
3年保育や4年保育(満3歳児入園)の場合、トイレの失敗があったり、まだトイレトレーニングを卒業してないお子さんもたくさんいます。そんな時に避けたいのは、「そんなことじゃ幼稚園に行けないよ!」「もうすぐ幼稚園なのに!」などと、幼稚園を引き合いに出してプレッシャーをかけてしまうこと。トイレトレーニングを卒業している子であっても、環境の変化によって逆戻りしてしまうことはよくあり、その辺は先生方も織り込み済みです。特に満3歳にった時点で入園できる4年保育では、紙パンツの状態で入園する子も少なくないでしょう。園生活の中で排泄に関しても急激に成長する子も多いので、「入園前に何とかしなきゃ」と親が焦る必要はありません。トイレの失敗を避けるよりも、「我慢しないでいいんだよ」「おしっこやうんちがしたくなったら、先生に元気よく言おうね!」ということを伝えてあげましょう。
>>>「入園前にできるように」よりも、やる気や期待感を大切に