1人でできることを見守り、やる気を伸ばす

園生活で想定される場面を、入園前にすべて完璧にできるようにする必要はありませんし、そもそも不可能です。しかし、シミュレーションをして、本人ができることは手を出さずに見守るということは、本人のやる気につながり、親にとっても安心につながります。

例えば、幼稚園生活に向けて買ったお弁当箱。おうちでの昼食時に使って、開け閉めの仕方やお弁当箱から食べるという雰囲気に慣れておくのもいいですね。また、洋服の着脱などが代表的ですが、今まで何となく親がやってしまっていたことも、やらせてみると親が思っている以上にできることも多いものです。そして、子どもは習得も早いものです。今までやってしまっていたことを、手を出さないで見守る親側の余裕も大切。そして、入園してから園生活の中で先生方がサポートしてくれる部分がたくさんありますので、「完璧にできなくていい」「少しずつできることを増やしていこう」とのんびり構えましょう!

園生活への楽しいイメージを膨らませよう

幼稚園の給食タイム

集団生活の中でできるようになることがたくさんある

朝登園して「おはようございます」と言うことや、名前を呼ばれて「はい!」と返事をすることも、園生活の中でも身についていくことですが、絵本などを通して、あいさつなどに楽しく親しんでみましょう。

園生活を控えると、特に初めてのお子さんの場合、親の方が緊張しがち。「幼児教室などで、ある程度母子が離れる体験をしたり、社交性を身につけさせたりした方がよいのか」「食べ物の好き嫌いをなるべくなくさなければ」「トイレトレーニングを完璧に卒業しなければ」などと、「~しなければ」という気持ちも色々出てくるかと思います。そんな時にはぜひ、「~できないと園生活に支障がある」ではなく、「集団生活の中で同年代の子たちから刺激を受けて成長していく我が子の姿」をイメージしてみてください。入園する幼稚園の園庭で園児のみんなが楽しく遊ぶ様子を、お子さんと一緒に見に行ってみてもいいですね。

入園当初はやはり登園時やバスの中で泣いてしまうお子さんがいたりして喧騒に包まれている園の様子も、1~2カ月もするとすっかり落ち着き、お子さんも新しい生活になじんでいるでしょう。入園を控えた時期はぜひ、園生活への楽しいイメージを膨らませ、お子さんが身の周りのことに意欲と自信を持って取り組む雰囲気を整えてあげてください。


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