衝突の危険を警報してくれる安全機能は標準装備
日本デビューは2012年4月。先述の通りサンドイッチ構造をやめたことで床が低くなり、旧型と比べて65mm低くなったとはいえ高めの全高が与えられました。搭載されたエンジンは1.8L直噴ターボエンジン。アイドリングストップ機構を備え、最高出力は旧型より5kW増の90kW、最大トルクは旧型より45Nm増の200Nm。10・15モード燃費は16.0km/Lです。
組み合わされたミッションは、7速デュアルクラッチトランスミッション。多段のためスムーズで、カチッとしたドライブフィールが楽しめます。
2013年2月に2L直噴ターボエンジン搭載車が追加され、2015年1月にはマイナーチェンジが行われた際に、4WD車のB250 4マチックが追加となりました。
小さくてもメルセデス・ベンツですから、安全装備面は充実しています。障害物や前走車と衝突する危険性がある場合に警告灯と警報音でドライバーに注意を喚起する衝突警報システム「CPA」が全車に標準装備。
自動ブレーキこそありませんが、警報後にドライバーがブレーキを踏んだ場合、ブレーキアシスト機能が作動し、制動力を高めてくれます。
またドライバーの疲労や注意力の低下を検知すると注意してくれる「アテンションアシスト」や、コーナリング中に車両姿勢を自動で微修正してくれる「トルクベクトリングブレーキ」も標準装備。
一方、快適機能の面ではリアビューカメラ付のセンターパネルが標準装備。またBluetoothオーディオ機能付きでスピーカーは6つあり、スマホの音楽を簡単に車内で楽しめます。地上デジタルTVチューナー付きHDDナビゲーションはオプション装備。
ラゲージ容量は通常で486Lと、このクラスでは広大。後席をすべて倒せば1545Lまで拡大できます。
そのほかクルーズコントロール、パドルシフトは標準で、12色から選べた間接照明や前席電動シートはグレードによって標準またはオプションで用意されていました。
例えばトヨタはBクラスより全長が100mm以上短いミニバンのシエンタを作るくらいですから、日本車メーカーのほうがFF車のパッケージングでは秀でていると言えるかもしれません。
しかし別の見方をすればミニバンも作れるようなサイズで、大人5人がゆったりと過ごせる空間をメルセデス・ベンツは提供しているとも言えます。
Cセグメントでこれだけの広さと装備を持つ車はそうはありません。しかも、今なら軽自動車並みの価格で狙えるのですから、十分検討に値するのではないでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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