ミニ切手展ならではの愉しみ?!
前回の記事では切手収集家が買うべきプリンタについて見ていきました。今回はプリンタで出力したリーフ(切手用台紙)を使った展示の機会についてお伝えしたいと思います。切手展といえば、「全国切手展」や「全日本切手展」などの全国規模の切手展を想像するかもしれませんが、規模の小さな切手展もあります。地域に根差した切手展、専門特化した切手展などでは、全国規模の切手展ではあまり見られない通好みのコレクションも見られ、特有の面白さに気づくことでしょう。地域に根差した地方切手展
全国規模の切手展「全国切手展」(例年10-11月頃開催)、「全日本切手展」(例年7月開催)はいずれも東京都内での開催となっています。ですが、(公財)日本郵趣協会では地方本部ごとに、地域の切手収集家が自慢のコレクションを発表するさまざまな地方切手展を開催していて、日本郵便の各支社が後援につくこともあります。また、地方の有志の切手研究会・切手クラブなどが独自の切手展を開催することもあります。詳細なイベントの開催日時についてはコチラからご確認ください。横浜で2015年5月に開催された「楽しい切手展」の様子。
関東地方で開催される恒例イベント
(公財)日本郵趣協会関東地方本部が主催するイベントとしては、川越市(埼玉県)の「彩ペックス」と、横浜市(神奈川県)で開催される「楽しい切手展」があります。特に「彩ペックス」は2016年で第17回目(「川越の切手展」としては通算第22回目)の開催となる伝統のある切手展です。また、「楽しい切手展」は2016年6月25-26日(土・日)にかけて、横浜駅にほど近い、かながわ県民センターで開催される予定です。地元の切手収集家のこだわりの逸品が見られるだけではなく、いずれの切手展にも、特設郵便局が設置され、切手展会場限定の特別な消印(記念小型印)の押印サービスも行っています。切手を買って、ちょっと変わった消印を押して手紙を出すという楽しみも、切手展ならではのものでしょう。
次のページでは、専門特化した切手展についてご紹介します。