「インク」機能には2つある
PowerPointのインク機能と言うと、「「ペン」による書き込みでプレゼンにライブ感を出す」の記事で解説した、スライドショー実行中にその場でマウスを使い図形や文字を書き込む機能を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、インク機能はこれだけではありません。「校閲タブ」にも「インクの開始」ボタンが用意されており、マウスのドラッグ操作でスライドに書き込みができます。両者の決定的な違いは、インク機能を使うシーン!スライドショー実行中に使うインクは、その場でスライドに図形や文字を書き込むことで、聞き手の注目を集める目的で使います。言わばプレゼンテーションを演出する道具です。
スライドショー実行中に使うペンは、聞き手の注目を集めてライブ感を演出できる
一方、「校閲」タブにあるインクは、作成したスライドを先輩や上司に見てもらうときに校閲者が使う道具です。校閲者は、スライドを編集する段階で気になる個所にマウスで印を付けてから、作成者に戻すことができるのです。
校閲に使うペンは、用紙の修正個所を書き込む感覚で利用できる
今回は後輩や部下が作成したスライドをチェックするという想定で、PowerPoint2016の校閲用のインク機能を使ってみましょう。