結婚式の司会を頼まれたら?
結婚式の司会を頼まれたら?
ですが料金は正直高いです。なるべく料金を押さえたい場合は友人、知人に依頼するのが賢明と言えます。もしも頼まれたら、大役ですが気持ちよく引き受けてあげしょう。披露宴が楽しく、盛り上がるかどうかは司会者の腕しだい。そのためにも気をつけるべきポイントをお伝えします。
結婚式の司会を頼まれたら、当日までに準備すること
一般的には司会者は1人ですが、新郎新婦の友人が1人ずつ男女で担当するのがおすすめ。お互い初対面の場合は、早めに顔合わせを行っておいたほうが無難です。
招待客の人数、祝辞の依頼、また新郎新婦や両親と打ち合わせ、会場の係りの人と会い、スピーチや歌などの余興の確認など綿密な進行プランを作ります。
■会場、設備などよく下調べする
司会者は披露宴の裏方ともいえますので、前もって披露宴となる会場の下調べをしておきます。司会者の立ち位置、マイクの使用方法など細かい点も調べておくと安心です。
■台本作成で気をつけることは
司会者の役目として大切な事は、時間内に進行させることです。まず進行プランが決まったら、次は台本作成となります。実際の場面を想定して何度も読み上げ、全体の流れを頭に入れます。
・披露宴の進行の流れをしっかりつかんでおく。(料理の進み具合、新郎新婦の準備の度合い等)
・肩書や敬称の使い方に気をつける。(尊敬語、謙譲語、忌み言葉)
・スピーチの合間や余興などに応じた気の利いた言葉などあらかじめ考えておく。
■司会者は1人が一般的ですが、新郎新婦の友人が1人ずつ男女で担当するのがよいでしょう。お互い初対面の場合は、早めに顔合わせを行っていたほうが無難です。
司会者は新郎新婦には尊敬語? 謙譲語?
基本的には、新郎新婦側に立ちます。代弁する場合は謙譲語、招待客に対しては尊敬語です。普段使い慣れていないと難しいですが、あらかじめチェックしておくとことです。ちなみに尊敬語は相手を持ち上げる言い方、謙譲語は自分がへりくだる言い方。基本の言葉と尊敬語、謙譲語
服装は少し控えめに
主役はもちろん新郎新婦です。華やかすぎるのはNG。男性はダークスーツ、女性は派手すぎず控えめな服装を心がけましょう。肌の露出も控えたほうが無難です。披露宴当日
進行において一番気をつけたいのが、時間が足らなくなること。時間にゆとりを持って落ち着いて。
到着したら、まず新郎新婦両家の控室に行き、お祝いの挨拶します。次に会場の担当者に挨拶し、最終打ち合わせを行います。会場内に入れるようになれば、司会者の席、音響やマイクなど、細かい部分をチェックします。また、新郎新婦に届いている祝電の確認も必要。どの祝電を披露するのか、名前などのチェックも必要です。
・席次表の確認。
・全ての列席者の名前の読み方の確認。
・祝電はひらがなまじりの文にして、大きい声ではっきりと読み上げる。
■拍手は列席者に見える位置で
拍手がほしいときはまず自分が拍手します。誰かを指名する時などで、人を指差すことは、マナー違反ですので気をつけます。その場合は、手のひらを斜め上にむけるようにした手で指し示すようにします。
■ハプニングにも慌てない。ユーモアと機転でスムーズに
友人などによる披露宴の司会者は、プロではありませんので多少の間違いや進行に多少の不備があってもあたりまえ。ちょっとしたミスが笑いにつながって場が和む場合もあります。一生懸命やっているという姿勢が大事なのです。
しかし場を盛り上げようとして、必要以上にはしゃいでは、座がしらけ、かえって逆効果になりかねません。あくまでも控えめであり、笑顔を絶やさず、明るくはっきりした口調で話すことが成功の秘訣です。
・話す前に一呼吸。
・第一声は大きく明るく。
・話すスピードは、普段のニ分の一から三分の一が無難。
・台本があっても棒読みにならないように。
・新郎新婦には基本的に尊敬語を用いない。
忌み言葉に気をつける
披露宴において、不幸を連想させる言葉として忌み言葉があります。お祝いの席では、禁句とされていますが現在では、必要以上に気にすることもありませんが、多少なりとも念頭においておくことも大事なことです。※「たびたび」「ますます」などの重ね言葉も忌み言葉の一種とされています
こんな時どうする
Q:時間が余ったら?A:事前に打ち合わせていた祝辞や余興をする方の紹介を丁寧にしたり、コメントを付け加えます。突然のスピーチをしてもよいか、事前に承諾を得ていたゲストも用意しておくとよいでしょう。
Q:時間が足りなくなったら?
A:一般的な方法としては、余興の歌を1コーラスにしてもらう。祝辞を簡単にしてもらう。祝電の数を減らすなどです。この場合は目立たないようにゲストの所に行き、事情を説明して丁寧に協力を求めることが大切です。
Q:ゲストの名前や肩書を間違えた
A:絶対にあってはならないことです。すぐに「大変失礼いたしました」とお詫びして正しく言い直します。式の直前に肩書が変わることもありますので、当日のチェックも念入りにしておくと安心です。
司会者を頼まれてもプロではありませんので、自分なりにできるようにすればよいのです。プレッシャーになるかもしれませんが、そこは快く引き受けてあげましょう。もしも自分には務まらないと思うなら、早めに辞退することも大切です。
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