絵本/おすすめロングセラー絵本

みんな大好き! 『ぐりとぐら』の絵本人気ランキング(5ページ目)

絵本の世界で1番有名なねずみと言えば、多くの人が「ぐりとぐら」と答えるでしょう。ですが、みなさんは「ぐりとぐらシリーズ」に10冊以上の絵本があることをご存知ですか?今回は、シリーズの中から特に人気の高い5冊をランキング形式でご紹介します。

執筆者:大橋 悦子

第1位 『ぐりとぐら』

『ぐりとぐら』の表紙画像

子どもたちに圧倒的な人気の『ぐりとぐら』。「こどものとも」で初登場

青い帽子のぐりと赤い帽子のぐら。本当に有名な2匹のねずみですが、赤を身に着けている為か、ぐらが女の子だと思っている方もたくさんいらっしゃるようです。でも、ぐりとぐらは2匹とも間違いなく男の子。「ぼくらのなまえはぐりとぐら」と、2匹揃って元気よく歌っていますもの!

さて、そのぐりとぐらの最初のお話は、やはりカステラ抜きに語ることはできません。森で見つけた大きなたまごを、知恵を絞り工夫を凝らして、ふんわり美味しそうなカステラに仕上げていきます。「このよで いちばん すきなのは おりょうりすること たべること」2匹の歌にうそ偽りはないようですね。

そして、このカステラの虜になったのは、いま絵本を読んでいる子どもたちだけではありません。ぐりとぐらがデビューしたのは、1963年12月発行の「こどものとも93号」ですから、親子2世代どころか祖父母を含めた3世代が、このカステラに魅了され続けたことになります。この長い時間を考えれば、「あれは、カステラではなくホットケーキよ!」などというツッコミはかえって野暮というものです。

半世紀以上の長きにわたって愛され続けた『ぐりとぐら』。これまでも、そしてこれからも、日本の絵本界一の人気者と呼んでも間違いではありませんね!

※余談ですが、ぐりとぐらの歌の部分を読むのが難しいと感じる方は、「リパブリック讃歌」にのせて歌うとピタリとはまりますので、お試しください。


【書籍データ】
書籍名:ぐりとぐら
作:なかがわりえこ
絵:おおむらゆりこ
価格:864円
出版社:福音館書店
推奨年齢:3歳くらいから
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