妻のランチ代、1回あたりの金額は増えている?
小遣いに含まれる範囲は人それぞれですが、小遣いで賄われることが多いランチ代について、見てみましょう。前出の調査によると、夫婦の平日のランチ代は、全体平均で1回あたり882円、夫婦別では、夫:716円、妻:1,036円だそうです。平均金額だけを比較すると、「妻の方が夫よりも1.4倍高い」となりますが、ランチの回数(1ヶ月あたりの合計金額)は、不明です。最多価格帯は、夫は「500円台」で29.5%、妻は「1,000円~1,500円未満」で41.8%でした。(明治安田生命 『「いい夫婦の日」に関するアンケート調査』 より)
「平日ランチ」の定義は、外食かコンビニ等で買ってくるお弁当類がありますが、夫の場合は、出勤日の昼食として、コンビニ弁当から定食、レストランでの外食まで幅広くランチととらえている印象があります。仮に700円ランチでも、20日間出勤したら1万4000円になるので、1回あたりの金額を節約せざるを得ないと思います。
一方、妻の場合、勤めていると社員食堂やコンビニ弁当等という場合もありますが、「ランチ」というと外食のイメージがあります。「仕事等の都合で、外食をする」「職場の歓送迎会などを兼ねて外食」「友人等と予定を決めてレストランに行く」、といったところでしょうか。小遣いの額は女性全体で約1,400円減っていますので、ランチの回数を減らして、やりくりしているのかもしれません。
小遣いにしても、ランチ代にしても、他人と比べてどう、というよりも、自分たちが1ヶ月にどれくらい使っているのかを把握すること、そしてその金額が、ふたりのライフプランや家計のやりくりの中で適正価格かどうかを検討することが大切です。自分たちに合った小遣いの額の考え方については、以下のコラムをご参照ください。
●夫婦円満に小遣い金額を決めるには?
「夫婦円満」に「会話」が大事! 「へそくり」は??
このペースでやりくりできたら、目標額まで早く貯まりそうだね!
ライフプランの相談にいらっしゃるご夫婦も、仕事や育児等で忙しい中、とてもよく話し合われているのが、相談中の様子でも伺えます。お互いの考えをよく聞きあって、家計に関する情報共有もしっかりなさっています。
よく、夫婦間のお金というと、「へそくり」が話題に上がります。今回の調査でも取り上げられていて、へそくり額の全体平均は929,601円(前年比-約18万円)だそうです。とはいえ、全ての人がへそくりを持っているわけではなく、63.8%の人は「へそくり0円」とのこと。ちょっとほっとしました。
ご参考までに、
へそくりを持っている夫:29.9% 平均額:589,058円
へそくりを持っている妻:42.5% 平均額:1,268,446円 でした。
(明治安田生命 『「いい夫婦の日」に関するアンケート調査』 より」)
へそくりをする人にもいろいろ理由があるかもしれませんが、夫婦で隠し事なく、2人3脚で家計のやりくりをしていっていただけたら、と願っています。
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