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株価上昇でも、サラリーマン小遣いダウン!?決め方は?

株価上昇で景気が上向いてきたと言われる昨今。サラリーマン家庭の夫の小遣いも大幅上昇か?実は、意外な調査結果となりました。小遣いの世間相場も気になりますが、家計の中で小遣いをどのように決めたら良いのか、アドバイスします。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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 景気が良くなっても、サラリーマンの小遣いダウン!?

我が家の小遣いは、多い?少ない?

我が家の小遣いは、多い?少ない?

「自分たちの家計は、他人と比べてどうなの?」相談にいらっしゃる方から必ずいただく質問です。とりわけ、お小遣いの金額は、どの家庭にとっても、最大の関心事のようです。新生銀行が毎年実施している「サラリーマンのお小遣い調査」の2015年版から、お小遣いの世間相場を見てみましょう。

新生銀行「2015年サラリーマンのお小遣い調査」のデータより、グラフ作成

新生銀行「2015年サラリーマンのお小遣い調査」のデータより、グラフ作成


■サラリーマンの小遣いは、平均37,642円~過去2番目の低水準
男性会社員のお小遣いの平均額は、37,642円で昨年より1,930円少なくなり、1979年の調査開始以来、過去2番目に低い金額となりました。女性会社員のお小遣いの平均額は、34,468円で昨年より2,244円少なくなりました。年代別に見ると(データは男性のみ)、20代・30代は、昨年より小遣い額は若干アップしていますが、40代・50代は、大きくダウンしています。住宅ローンや教育費の負担が大きい年代のお父さんの小遣いが大きく減らされたといえそうです。

■株価が大幅に上昇しても、小遣いは上がらなかった!?
株価が上昇し、景気が上向いてきていると言われている中、サラリーマンの小遣い額がダウンしたという結果は、少し予想外でした。過去のサラリーマンの小遣いと日経平均株価との関係を見てみると、株価の上昇・下降に遅れて、小遣いが上昇・下降する関係でした。景気の先行きを見通して株価が上昇し、実際に景気が良いと、企業業績が良くなり、その業績結果を見て、給料・賞与が上がり、家計に入ってくるお金が増えれば、お小遣いも増える、といった感じです。

新生銀行「2015年サラリーマンのお小遣い調査」のデータ、及び日経平均株価の年次終値(2015年は、6月30日終値)より、グラフを作成

新生銀行「2015年サラリーマンのお小遣い調査」のデータ、及び日経平均株価の年次終値(2015年は、6月30日終値)より、グラフを作成


2007年以降、サラリーマンの小遣いは、減少傾向でしたが、昨年、上昇に転じたので、昨年から、上昇傾向が続くのかなと、個人的に予想していました。ところが、結果を見ると、昨年よりも減少しました。これは、昨年来の消費税アップと、最近の食料や日用品など、生活に関わりのあるものの物価が上がり、家計全体の支出の見直しを行った結果、小遣いにメスを入れられたと考えられます。

■小遣い減少で、自由に使えるお金は大幅減少!?
ところで、サラリーマン(男性)の小遣いの使い途として、上位から順に、昼食代(50.0%)、飲み代(28.2%)、趣味の費用(27.0%)になっています。この調査の小遣いは、昼食代込みの金額になっています。昼食代は、昼食を抜かない限り、必ず支出する金額ですから、実際に、自由に使えるお金は、小遣いから昼食代(1ヶ月)を除いた金額になります。一方、昼食代は、昨年の消費税アップや原材料価格の上昇から、年々、上昇傾向にあります。

新生銀行「2015年サラリーマンのお小遣い調査」のデータより、グラフ作成

新生銀行「2015年サラリーマンのお小遣い調査」のデータより、グラフ作成



同調査のデータを元に、昼食代×勤務日数(20日とする)を除いた、実質的な小遣いの金額の推移を作成してみました。すると、実質的な小遣い額は、25,622円になり、前年の計算上の28,752円から実に3,130円のダウンとなり、飲み代や趣味の費用に当てられる、自由に使えるお金は、小遣いの減少以上に大幅ダウンということになります。小遣い額を決めるときは、昼食代事情もしっかり考慮しないといけないでのは、と思いました。

>>小遣いの世間相場は分かったけれど、夫婦円満に小遣い額を決めるには?

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