人気シリーズにスター俳優の監督作も登場!

『ミケランジェロ・プロジェクト』(2015年11月6日公開)

第二次世界大戦中に剥奪された美術品の数々を取り戻すために結成された“モニュメンツ・メン”の活躍を描いたジョージ・クルーニー監督作。

美術のエキスパートを集めたチームの物語なので『オーシャンズ』みたいな作品を想像してしまいますが、あれほどユーラスな雰囲気はありません(ないこともないけど)。戦時中ゆえに若干重い空気がありつつの、美術には詳しいけど奪還テクなどまったくない人たちというのがミソ。

なんといっても注目はオールスターキャスト!クルーニー監督は出演も。ほか他の映画ならピンで主演のメンツがズラリと揃って華やかです。もうちょっとスリルを煽っても良かったのでは?と思いつつも、実話ゆえに丁寧に描いたのかもしれませんね。(公式サイト

監督:ジョージ・クルーニー 出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、ジャン・デュジャルダン



『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』(2015年11月20日公開)

人気シリーズ『ハンガー・ゲーム』の最終章。第一作目で妹の身代わりとして、これまで闘い続けていたカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、反乱軍の勇者として、独裁国家は封じることができるのでしょうか。

カットニスに魅力と説得力がないと成り立たないこのシリーズ。アカデミー賞女優ジェニファー・ローレンスがカットニスを演じたことが、シリーズ成功の最大の要因でしょう。「もはやこれまでか……」と思うと意外な形で救出される、神に守られた少女はジェニファーのカリスマ性あってのこと。

作られたカッコ良さではなく、生き方が一途で一生懸命でかっこいい、特別な力はなくても強いのがカットニスの魅力。そんな彼女を見るのもこれが最後かも……と思うと、寂しいです。(公式サイト

監督:フランシス・ローレンス 出演:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクスほか



『パリ3区の遺産相続人』(2015年11月14日公開)

亡くなった父の遺産だと知り、パリの古いアパートにやってきた中年のマティアス(ケヴィン・クライン)。誰もないアパートだと思っていたら、英国人の老婦人(マギー・スミス)と娘(クリスティン・スコット・トーマス)が。アパートをめぐる3人の話し合いは、意外な過去を明らかにしていくのです。

パリを舞台に米国人と英国人の母娘が織りなす人間ドラマは、3人それぞれの苦悩をあぶりだし、思いがけない、かつ、ショッキングな繋がりへと発展していく実に深い人間ドラマになっています。脚本が抜群に良いです!

また演出も役者も巧いから、重くなりそうになると軽妙にはぐらかすテクニックで、ズシーンと暗い気持ちにはさせません。3人が抱える過去とは……これぞじっくり楽しめる大人のドラマです。(公式サイト

監督:イスラエル・ホロヴィッツ 出演:ケヴィン・クライン、クリスティン・スコット・トーマス、マギー・スミス



『サヨナラの代わりに』(2015年11月7日公開)

難病ALSの女性ケイト(ヒラリー・スワンク)と彼女の介助士のベック(エミー・ロッサム)の交流とともにケイトの人生を描いた感動作です。

フランス映画『最強のふたり』の女性バージョンかと思ったけれど、こちらは二人の交流だけでなく、ケイトの残り少ない人生が実に重要な作品。ある日突然、難病に侵されたら、それはもう恐怖! その恐怖を乗り越えて生を全うすることを描いています。

ただ、エミー・ロッサムには申し訳ないのですが、女子大生に見えないような。もっと若い子だったら(クロエ・グレース・モレッツ的な)何もできなくてガサツでも成長していく様を楽しく見られるのでは? と思ったりして……すみません。(公式サイト

監督:ジョージ・C・ウルフ 出演:ヒラリー・スワンク、エミー・ロッサム、ジョシュ・デュアメルほか

>お次はヒュー・グラントの新作と、ファッション産業ドキュメンタリー&世界的画家の物語という、バラエティ豊かな3作品です。