今回はこんな質問が届きました
「自分の顔立ちに似合う眉毛の描き方、メイクの濃さがわかりません」
Q.自分の眉メイクが薄いのか濃いのか、イマイチよくわかりません。元々ぼんやりしたのっぺり顔なのですが、眉を濃く描いたほうが顔立ちがハッキリするのでしょうか?(40代・会社員)
A.眉は主役ではないけれどやはり存在感は出しておくほうが今ドキです。もちろん顔だちもハッキリしますよ。
今の眉があなたに似合うかどうか見極めるポイントは、メイクした状態で、眉が顔の中で“悪目立ち” していないかどうか。パっと顔を見た瞬間、目よりも、鼻よりも、唇よりも目立っていたら、それは強いってことになると思います。でも、眉に個性があって、眉が他のパーツよりも少しだけ目立っているかも!?くらいならそれはそれでいいと思いますよ。何度も言いますが“顔全体のバランス”ですから!
もし、眉が濃すぎる、強すぎるという場合は、地眉なら、眉マスカラで明るいニュアンスをプラスしましょう。薄い、弱いなら描き足せばOK。ご相談者のご質問では、顔がぼんやりしているということですので、眉は薄いのかもしれませんね。眉が薄いと、顔の中でメリハリがつかず平面的で、ぼんやりした印象に見えてしまいます。そんなときは、眉のタッチを少し強めにすると顔立ちがハッキリしますよ。
今は、眉が主張する時代ではないのですが、さりとて引っ込み過ぎてもよくない。顔の中で2~3番目に目立っている感じかな。色みは少しグレイッシュにすると強さも出るし今ドキですよ。
ちなみに、眉ってどうしても1本の線でとらえがちです。でも、眉は短い毛の集まりです。その毛の重なりが、濃い部分、薄い部分とありつつ、眉の形になっていますよね。つまり、眉の中には毛の重なりの濃淡をつければ自然なメイクになるんです。なのでペンシルで眉を描いたらブラシでぼかしましょう、というのはそのため。このぼかしテクで、濃いところと薄いところの濃淡をつけるとぐっとナチュラルに、描いた眉がなじみますよ。
ただ、やりがちなのが全部をぼかし過ぎちゃうこと。眉の密集している濃い部分は主に真ん中なので、眉は全体をぼかさず、描いた輪郭だけそっとブラシでなぞればOKなのです。また眉毛は、ブラシで毛を立ち上げると眉がイキイキ、顔立ちがフレッシュに見えてきます。色だけでなく、立体感にもこだわって眉メイクしてみて下さいね!
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山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。
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