住宅ローンの借入/住宅ローンの金利ランキング

住宅ローンの金利ランキング(2015年10月)

2015年10月の住宅ローン金利は、民間の金融機関では全期間固定など固定期間が長いもので金利が下がりましたが、10年固定では金利の動きがまちまちになりました。一方のフラット35は金利が上昇、民間とフラットの動きが異なる月になりました。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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今月は銀行等の長期固定は0.05%程度の低下でしたが、フラット35は金利が上昇、返済期間21年以上では0.05%上がりました。主な金融機関の今月の住宅ローン金利を、変動金利型、10年固定、長期の全期間固定に分けてご紹介します。

変動金利型の金利は動かず

今月の主な金融機関の変動金利型の金利は次のようになっています。
<主な金融機関の変動金利型> ※2015年10月10日時点
201510hendo

変動金利型の金利には動きはありませんでしたが、住信SBIネット銀行の引き下げ幅が拡大されました。ネット銀行を中心に低い水準が続いています。

変動金利型の金利は、基準となる金利に動きはありませんでした。住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンが引き下げ幅を少し拡大し、適用金利が0.588%になり、ソニー銀行やイオン銀行とほぼ同水準になりました。ソニー銀行の「変動セレクト」・自己資金10%以上の場合で0.539%、イオン銀行が0.57%と、ネット系の金融機関の金利が低い状況が続いています。

10年固定の金利は金融機関によって判断が分かれる

10 年固定の金利は、今月は面白い動きになりました。住信SBIネット銀行・三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行が先月よりも0.05%低くなったのに対し、三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行は0.05%のアップになりました。りそな銀行・みずほ銀行等は先月から変わらずです。三井住友信託銀行の最大引き下げ幅の場合で0.80%、住信SBIネット銀行のネット専用ローンで0.86%、三菱UFJ信託銀行の最大引き下げ幅の場合で0.87%と、低い水準が続いています。

<主な金融機関の10年固定> ※2015年10月10日時点
201510kotei10

10年固定の金利は動きが分かれたことによって、金融機関ごとの金利差が大きくなりました。


固定期間選択型の場合には、当初の金利に加え、当初期間終了後にどのくらい金利を引き下げてくれるかも重要なポイントになります。特に返済期間が25年以上の長期の場合には、当初低い方が良いのか、将来の引下げ幅が大きい方が有利なのか試算してもらいましょう。


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