ソロ、イリア
ガイド:イリアさんは1988年にソロ作『Tingle』を発表されました。1982年のアルバム『27分の恋』でアレンジャーだった戸田誠司さんと の共同プロデュース作ですね。両作とも僕は好きなのですが、ソロ作を戸田さんとやることになった訳は?
Tingle (amazon.co.jp)
イリア:
やはり彼の新しいセンスと才能を、私もディレクターも買っていたからです。ただ今から思えば、私ももっとギターに力を入れたほうが良かったかもしれません。リードギターがあってのIRIAなのでは…と今は感じています。
ガイド:
1995年の2作目のソロ作『Japanese Lovers』では、デニス・ボーヴェルさんを迎えてラヴァーズ・ロック。その後、かなりのラヴァーズ・ロック系の楽曲は日本の歌手によっても歌われますが、かなり早かった気がします。ラヴァーズ・ロックで行こうと思われたきっかけとかあれば教えて下さい。
Japanese Lovers (amazon.co.jp)
Japanese Lovers
イリア:
実はプロデューサーの工藤晴康氏は、私が初めてやったアマチュアバンドのメンバーで旧知の仲でした。レゲエのスペシャリストの彼は自分でもバンドをやっていて、そこに私が参加して「振り向かないで」をラヴァーズロック風に歌ったのがきっかけで、イギリスレコーディングにまで発展しました。レゲエ、ラヴァーズ・ロックを色々と聴いていくうちに、その心地よさに魅力を感じたし、デニスを始め他のイギリスのミュージシャンたちも素晴らしかったです。
ジェニーはご機嫌斜め New Version
ガイド:2001年に松江潤さんのプロデュースでNew Versionとなる『ジェニーはご機嫌ななめ』が、突然発売されました。これはトラックは新しく録音されていますが、イリアさんのヴォーカル部分は録り直してはいないのですか?
ジェニーはご機嫌ななめ(2001年版)
イリア:
えーっ!録り直していますよ~。 20年経っていますが変わりないですか(笑)? だとしたら嬉しいです。
ガイド:
とても若々しいです!