ジューシィを振り返って

ガイド:
続くシングル『なみだ涙のカフェテラス』にカップリングされていた「恋はベンチシート」も、とても好きな歌でした。後に、「恋のぼんちシート」の元ネタにもなりましたね。イリアさんが諭すような語り、対照的な沖山優司さんの最後のおどおどした語りもツボでした。ジューシィでは、やはり「イリアお姉様」って感じのポジションだったのですか?

なみだ涙のカフェテラス/恋はベンチシート
koiwabenchseat

なみだ涙のカフェテラス/恋はベンチシート (ピクチャーディスク)


イリア:
年齢からしてもトコちゃんこと柴矢さんが音楽的なリーダー、ドラムのトシが優しいお兄ちゃん、ベースの優司君が面白い弟みたいな感じでした。いつも一緒にいたので、本当の家族より、もはやジューシィ・家族!でした。でも、男子たちが何かにつけ悪さやおイタをしないように?私がみんなのお母さん役にもなっていたかもしれません(笑)。

そんなヒロシに騙されて

ガイド:
ジューシィは、テクノポップ~ニューウェイヴ的な文脈も持っていますが、同時にGS(グループサウンズ)の継承者と考えています。サザン・オールスターズ、高田みづえと競作となった「そんなヒロシに騙されて」では、ジューシィ・ヴァージョンは素晴らしくGSしています。GS的な要素というのは、誰の影響が強かったのですか?

そんなヒロシに騙されて

sonnahiroshinidamasarete

そんなヒロシに騙されて


イリア:

それまでもどこかオールディーズの匂いを感じさせる曲はありましたが、特にギターの柴矢さんは元々GSというかベンチャーズの大ファンだったので、ヒロシで弾く彼の間奏のリードギターも素晴らしく、それらしい良い仕上がりになったのだと思います。

ガイド:
1985年にジューシィは解散してしまうわけですが、振り返ってみて、ジューシィとはイリアさんの人生でどんな意味を持っていたのでしょう?

シングル・コレクション+5 (amazon.co.jp)
singlecollection5

シングル・コレクション+5


イリア:
忙しかったですが、とても充実した、そして多くの方と出会い関わりお世話になった年月でした。この4人のメンバーで沢山の音楽、ステージを作っていかれたことをとても幸せに思っています。何よりの財産であり宝物です。