天才子役に泣かされる2作品
『チャンプ』(1979年度作品)元世界チャンピオンのビリー(ジョン・ヴォイド)が息子のT.J(リッキー・シュローダー)に励まされ、再びチャンプを目指す感動サクセスストーリー。
落ちぶれたボクサーなのに、息子はキラキラした瞳でパパのトレーニングを見て、パパのことを「チャンプ」と呼ぶ。この素直さ! そんな息子のためにも、もう一度チャンピオンになろうとチャレンジをする父という、ベタな展開なのですが、二人三脚で頑張る父と息子に感情移入し、試合のシーンではT.Jと一緒に一喜一憂。ラストはもらい泣きですよ。天才子役おそるべし、映画そのものより、リッキーに泣かされた感があります。
監督:フランコ・ゼフィレッリ 出演:ジョン・ヴォイト、フェイ・ダナウェイ、リッキー・シュローダーほか
『A.I』(2001年度作品)
人間と見た目の変わらないロボットが現実生活で共存する未来。不治の病に倒れた息子の代わりに、ある夫婦のもとにやってきたロボット少年デイビッド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、愛をプログラミングされていました。夫婦は彼を息子のようにかわいがりますが、実の息子の病が治ったことにより、デイビッドを森へ捨ててしまうのです……。
母親を愛するとプログラミングされていたデイビッド。森に捨てられるときに「ママ!」と母を追う姿が切なく、泣けて泣けて……。
『シックス・センス』で天才子役と呼ばれたハーレイ少年。今や恰幅のいい中年になりましたが、少年時代の彼は大人コドモのような奇妙な魅力を放っており、その個性がロボット少年役で活きています。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、フランシス・オコナー、ジュード・ロウ、サム・ロバーズほか
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