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映画『ぼくらの家路』と絶対号泣映画(4ページ目)

身勝手な母親に見捨てられた兄弟が、母を探しまくる小さな旅を描いたドイツ映画『ぼくらの家路』。親子問題はいつの時代もありますが、虐待、育児放棄などに関連した題材ながら、『ぼくらの家路』は、子供目線で親を見つめた映画です。母を想う気持ちが胸にグイグイ迫って来て気がつけば涙……。というわけで、今回は涙腺決壊間違いなしの号泣映画をピックアップしてみました!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

アカデミー賞外国語映画賞受賞作&西原作品の映画化!

『おくりびと』(2008年度作品)
チェロ奏者の小林(本木雅弘)の楽団が解散。彼は妻(広末涼子)と故郷に帰り、旅の仕事の求人に応募したけれど、それは人生の旅立ちをお手伝いする仕事……つまり納棺師の仕事だったのです。とまどいながらも彼は、その仕事に生きがいを見出すように……。

小林が納棺師として経験を積むシーンは、人生の最後を迎えた人と、その人を見送る家族の物語となり、人はその家族ごとに大切なエピソードがあるものなのだなと。小林が様々な家族の最後の準備をするたびに号泣! そして、小林が自分の家族のお見送りの支度をしてあげるシーンなんてもう涙腺が完全決壊! ハンカチ離せず、ず~っと泣きっぱなしになるので、号泣する準備をしてから見てください。

監督:滝田洋二郎 出演:本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、吉行和子ほか


『パーマネント野ばら』(2010年度作品)
娘を連れて故郷へ帰って来たなおこ(菅野美穂)の家は母(夏木マリ)が営むパーマ屋さん。そこは村の女性たちのたまり場になっています。なおこは男運の悪いみっちゃん(小池栄子)と夫が行方不明のともちゃん(池脇千鶴)という親友たちの心配をしつつ、高校教師のカシマ(江口洋介)と逢瀬を重ねていたけれど……。

豪快な母と男運の悪い親友たちに囲まれ、心配ばかりしているなおこの優しさの中に田舎の人の世話好きな一面が垣間見られ、こういう付き合いもいいなとホっ。しかし、なおこの恋愛が少々おかしなことになってきたな……と思ったら、最後に驚きの結末が! なおこが周囲を心配しているのと同じくらい、周囲はなおこを心配しつつ、見守り、ドンと受け止めていたのです。そのことに気付いたとき、涙がこぼれて……。西原理恵子の同名原作を『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が映画化。原作もいいし、演出も素晴らしい。この二人は最強ですね!

監督:吉田大八 出演:菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、本田博太郎、宇崎竜童、夏木マリ、江口洋介ほか
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