ジャズを楽しむのに、本来お勉強はいりません。とはいえ、予備知識があればより深く味わえるというもの。そして、知識は楽しく学べるにこしたことはありません。そこで、ジャズをゲーム感覚で学べる三つの方法(ジャズ版ケヴィン・ベーコンゲームディベート、ブラインド・フォールドテスト)を伝授します。その第三弾は、「ブラインドフォールドテスト・ゲーム」です。


「ブラインドフォールドテスト・ゲーム」とは何か。

これは、「目隠し試験」のその名の通り、ジャズ演奏を聴いて、誰がやっているのかを当てるゲームです。本来は、詳しい人が出題をする形で行われますが、やり方を変えれば初心者同士でも楽しめるゲームとなります。

スマホ等に持っているジャズを何人かで聴き比べをする感覚でOK。場所も選ばず、二人以上から気軽に楽しめるゲームと言えます。

やり方は、二人の場合は交互にあてっこするのが楽しいでしょう。三人以上の場合は、三問から五問くらいで、出題者を選んでやるのが良いでしょう。


ゲームのコツ


初心者同士ですと、まったく見当もつかずに、すぐに嫌になってしまいます。そこで、オススメは、2択か3択にすることです。より簡単で楽しくするには、3択の場合は一人は必ずボケるというのが結構ベタですが盛り上がります。

例えば、ドラム奏者マックス・ロ-チの「アット・ベイズン・ストリート」できらびやかなソロを聴かせてくれるトランペット奏者は?という問題

  1. クリフォード・ブラウン
  2. ドナルド・バード
  3. 桑野信義

みたいな感じです。

アット・ベイズン・ストリート+8

アット・ベイズン・ストリート+8

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マックス・ローチ「アット・ベイズン・ストリート」

1956年録音。テナーサックスのソニー・ロリンズの加入で、モダン・ジャズ界最強ユニットとなった絶頂期の名演。今聴くと、アレンジがやや古くさい感じもするが、各人のアドリブは絶品。ジャケットのかっこよさも秀逸な持っていて嬉しい名盤。

あとは、問題にメリハリをつけるのもポイントです。三問出すのであれば、二問はわかりやすいものを出して、一問はこだわりの問題を出すようにします。

友達同士での会話のネタやちょっとした薀蓄としてジャズへの興味を深くするのが目的です。あまり、こだわりの問題ばかりですと、逆にしらけてしまうのがこのゲームの怖いところ。「ふーん、それで?」となってその後の会話も弾みません。

もちろん、簡単すぎますと逆に盛り上がりませんので、そこはテクニックの見せどころでもあります。相手の好きなジャンルをあえて難しい曲で出題するなどの工夫が必要です。そうすれば、興味を持ってもらえ、話が弾むこと請合います。

例えば、コルトレーンが好きな人にはファラオ・サンダース愛のバラード」の「ミスティ」ですとか、サンボーン好きにはネルソン・ランジェル「ラヴ・ウィル・コンクワー・オール」(ミュージシャンズ・オンリーに収録)をというようなことです。(どちらもそっくりなので、思わず間違えてしまう演奏)

いよいよ、次のページでは、「ブラインドフォールドテスト・ゲーム」を実際にやってみましょう!