ドレスデンは名物料理とスイーツの宝庫
ドイツ東部きっての人気観光都市ドレスデンは、知る人ぞ知るグルメの宝庫。バウムクーヘンやシュトレンなど日本でおなじみのクリスマス菓子の本場もここドレスデンなんです。そのほかにも郷土料理やワインなど美味しい名物がたくさん。今回はドレスデンでぜひ味わいたい名物グルメの数々と、郷土料理がいただける雰囲気の良いレストラン、絶品スイーツが楽しめるカフェを一挙ご紹介します。まずはドレスデンの名物グルメからどうぞ!
ドレスデン風ザウアーブラーテン
酢や香辛料に漬けこんだ牛肉を蒸し焼きにしたザウアーブラーテンは、ドイツ各地で食べられる郷土料理で各地方ごとに様々なレシピがあります。ドレスデンで食べられるザクセン風ザウアーブラーテンは、漬け汁にバターミルクが使われることもあるよう。赤キャベツとクロースと呼ばれる大きなじゃがいも団子が添えられます。ザクセンワイン
ドレスデンのあるザクセン州は、知る人ぞ知るワインの産地。収穫量が少なく海外へ輸出されることはほとんどないのですが、ワイン愛好家たちが絶賛するすばらしいワイナリーがいくつもあるんです。ドレスデンのレストランでは近郊でつくられる有名なマイセンワインをはじめザクセン地方のワインを飲むことができるので、ぜひいろいろと味わってみてください。参考記事>>>ドレスデンのおすすめ土産!日本人ソムリエのワイン店
シュトレン
最近日本でも人気が上昇しているドイツの伝統菓子シュトレンはじつはドレスデンが本場。その昔ザクセン公国では、バターと砂糖をたっぷり使ったシュトレンは毎年のクリスマスに宮廷に献上される特別なお菓子だったそう。ドレスデンでは毎年クリスマス前になると巨大なシュトレンが登場するお祭り「シュトレンフェスト」も開かれます。伝統的なレシピで作られるドレスデンのシュトレンは「Dresdner Stollen」として商標登録されているので、シュトレンを買う時はこのマークが付いたものを選びましょう。バウムクーヘン
日本でもおなじみのドイツ銘菓、バウムクーヘン。発祥の地は諸説ありますが、ドレスデンもそのひとつ(他にザルツヴェーデルやコットブスなど)。ミュンヘンで日本人に人気ナンバーワンのお土産として知られるバウムクーヘンの名店「クロイツカム」も、じつはドレスデンで1825年に創業したのが始まりなんですよ。参考記事>>>ドイツのバウムクーヘン
アイアシェッケ
ザクセン地方、なかでもドレスデンの名物ケーキとして知られるアイアシェッケ。アイア(Eier)は卵、シェッケ(Schecke)はまだらという意味で、焼いたケーキの表面がまだらになることに由来するといわれています。ドレスデン風アイアシェッケは、スポンジやイースト生地の上にクヴァルクチーズの層、卵とバターたっぷりの層を重ねた3層構造。このことから、14世紀の男性の衣類(3つの部分に分かれている)に由来するという説もあり。ふわふわで甘さ控えめのチーズケーキは日本人好みの味。ドレスデンに行ったらぜひお試しあれ!次のページでは、美味しい郷土料理が食べられるレストランをご紹介します。