カカオ豆・カカオにまつわるアイテム
「カカオストア」ではカカオ豆そのものも販売されています。 カカオストアの工房でロースト済みのカカオ豆、ロースト前のカカオ豆を販売。チョコレートがカカオになるまでの工程にご興味を持った方は、是非どうぞ。ローストしたカカオはそのまま、ナッツ感覚で召しあがれます。カカオにまつわるアイテムが色々見つかるのも楽しいですよ。カカオをデザインに取り入れた手帳や、土屋シェフがデザインしたこだわりのノート「テオノート」などなど。カカオ好きな方は、きっとワクワクする筈です!
土屋シェフにお話を伺いました。
1999年に代々木公園に近い渋谷区富ヶ谷にチョコレート専門店「ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ」をオープン。日本のショコラティエの草分け的存在といえる土屋公二シェフにお話を伺いました。Q.テオブロマが富ヶ谷にオープンしてから16年と半年。今「カカオストア」をオープンされたのは何故でしょうか?
ここのところBean to Bar(ビーントゥバー)という言葉がよく聞かれるようになってきましたが、実は私は約10年前からBean to Barに興味があり、積極的にカカオの生産地を訪れていました。ショコラティエとして、クーベルチュール(製菓用チョコレート)を購入し、その形を変えてチョコレートを作る、という事を教えられてきましたが、私はその原料である「カカオ」そのものに興味を持ち、カカオの生産地での経験をあたためてきています。ビーントゥバーの流れについて静観し続けてきましたが、その言葉や概念が少しずつ聞かれるようになってきた今がオープンのタイミングと感じたのが「カカオストア」オープンのきっかけです。ただオープンに至ったのは、これまでの長い年月にわたる準備があったからです。何でもそうですが、何かを始めるまでには勉強する歳月の積み重ねが必要だと私は思います。ブームが来ても、カカオ豆、機械、工程についての知識をはじめ、準備ができていなければ、一過性のもので終わってしまうことも考えられます。
Q.テオブロマの本店がある富ヶ谷の地にオープンしたのは何故でしょうか?
私はできるだけ目の届く範囲でお店をやりたい、というのが1つめの理由です。テオブロマの本店から歩いてすぐですから、何かあれば私もスタッフもすぐに対応できます。また富ヶ谷は、私がパリから帰ってきた1986年に仕事を始めた場所でもあり、20代の頃の私を知っていてくれる方と今も親しいおつきあいがあります。例えばこのご近所にいつもバナナを買い物させていただいていた八百屋さんがあって、そこのご主人は今は引退されてしまっていますが、今日もお祝いを持ってきてくれました。昔から「いいお店をここに出してくれてありがとう。うれしいよ。」と喜んでくれてるんですよ。長年お世話になってきた方々や「富ヶ谷」という場所に恩返ししたいという気持ちがありました。
Q.カカオストアで、皆さんにどんな楽しみ方をしていただきたいですか?
バーに立ち寄る感覚で、このお店に立ち寄って、色々なスタイルのチョコレートを楽しんでほしいですね。カカオやチョコレート好きな人が集まって話が弾む場所があってもいいと思います。それから私もカウンターに立つ時間を積極的に作るつもりですから、そういう時は皆さんに強引にカカオについて話します(笑)。夜10時まで営業していますのでシャンパンを飲みながら、チョコレートを食べて、カカオの話をしたり、といった楽しみ方もありです。また私が長年かけてカカオの生産地で集めたカカオに関わるアイテムがお店のあちこちにあります。チョコレートバー(板チョコレート)のセレクトショップとして、板チョコレートを楽しむ文化を、そしてカカオの文化を楽しんでいただきたいです。
テオブロマの本店からは歩いて5分位。2015年8月にオープンしたばかりの「ジェラテリア テオブロマ代々木公園」からは歩いて30秒位。代々木公園駅近くに、3つの土屋シェフのお店が出来たことになります。
皆さんも「今日はチョコレートやカカオを楽しんでみよう」という気分で、土屋シェフの「カカオストア」に足を運んでみて下さい。
DATA
カカオストア
東京都渋谷区富ヶ谷1-6-8
電話:03-3460-1726
営業時間:10:00~22:00(※9月15日オープン当日のみ12:00~)
アクセス:「代々木公園」駅1番出口 「代々木八幡」駅 徒歩1分
ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ WEBサイト
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