東京メトロ代々木公園駅から歩いて数分。先日、「サンフォアキン ドス」がとても食べたくなって、ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマを訪れました。

このケーキは、お店が1999年にオープンして以来、一番人気のスペシャリテ。私はお店のオープン以来、一体いくついただいてきたか覚えていないのですが、とにかく10年以上前から間違いなく最も多く食べてきているチョコレートケーキです。

今回は先日私がいただいた「サンフォアキン」と「カカオティー」、そしてテオブロマの数あるボンボンショコラの中から、カカオの歴史に思いを馳せることができる「アステカ」「アントニオ」をご紹介します。

サンフォアキン ドス

ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマのスペシャリテ。オーナーシェフでありショコラティエ 土屋公二シェフの代表作でもありますね。10年以上前に出会ったその日から私のお気に入りです。
サンフォアキン ドスundefined594円(税込)

サンフォアキン ドス 594円(税込)

1999年のオープン時からの人気ケーキですが、発売当初は「サンフォアキン」という名前でした。名前が変わり、リニューアルしたのは8年ほど前です。ドス=スペイン語で2ですから、バージョン2、ということになりますね。

土屋シェフによると、当初使っていた農場のカカオが手に入らなくなったため、別のカカオを使用し、さらに美味しく改良を加えたのだそう。ビスキュイ・ショコラ・サン・ファリーヌ(小麦粉を使用しない生地)とガナッシュが3層ずつ。そしてチョコレートのグラサージュ。ムースを焼いたような感覚の生地と濃厚なガナッシュが調和し、しっとりとした食感で甘さ抑えめ。カカオ本来が持つ香りとチョコレートの風味を主役にして作られていることを感じます。
テレビ撮影時のセット

テレビ撮影時のセット

テレビ番組用にセットされていた「サンフォアキン ドス」です。こちらは夜の雰囲気ですね。あまりにも雰囲気がよかったので、スタッフの方に許可をいただいて撮影させていただきました。なめらかな口溶けとしっとりとした食感がイメージできますか?私も様々なメディアでお薦めした事がありますが、テレビでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

カカオティー

昨年からカフェメニューにもなっている「カカオティー」です。
カカオティundefined円(税込)

カカオティ 626円(税込)

見た目は紅茶のようですが、そうではありません。カカオ豆を包んでいる皮を使ったお茶です。チョコレートを作る工程で、原料であるカカオ豆を焙煎しますが、チョコレートにはならないため、取り外されたカカオ豆の皮を茶葉のように使います。カップに注ぐとふわりとチョコレートの香りが広がりますよ。
カカオとカカオティ

カカオポッドとカカオティー

土屋シェフが自らカカオポッド(カカオの実)と一緒に並べて下さいました!

カフェスペースではポットサービス。後でお湯を足すと合計4杯くらい楽しめます。また缶入り、ご自宅用に簡易包装されたカカオティーも販売されていますのでお土産にも。ティーバッグに詰める作業はスタッフの方が手作業でされているそうですよ。カフェでも、ご自宅でもナチュラルなカカオの香りを体験してみてください。スイーツにもあいます。

カカオの歴史にちなんだ「アステカ」「アントニオ」

ボンボンショコラの「アステカ」と「アントニオ」です。こちらの2種類も、10年以上前から何度もいただいてきています。
「アステカ」

「アステカ」 1個270円(税込)

唐辛子のガナッシュの「アステカ」です。16世紀の初め、メキシコで強大な勢力を誇ったアステカ帝国の皇帝モンテスマはカカオ豆をすりつぶしたものに、唐辛子やバニラなどのスパイスを加えてドリンクとして飲んでいました。これは現在のチョコレートからは想像もできないお味。想像してみて下さいね。唐辛子や胡椒、バニラなどのスパイス、とろみをつけるためにトウモロコシなどを混ぜたドロドロの苦いドリンクだったのです。

そんなお味なのに、かつては国王などの限られた階級の人しか口にできない高価な存在だったカカオ。それがこんなに美味しくなって気軽にいただける現代に生まれた私は幸せだな・・・なんて、私はカカオの長い歴史に思いを馳せたりします。
アステカ

アステカ(土屋シェフ撮影)

土屋シェフがご自身で撮影してくださいました!(手も土屋シェフ)口にしてからしばらくすると結構しっかりと唐辛子がきいてきます。辛いものが苦手な方はお水を用意しておいて下さいね。

そしてもうひとつ、バジルが香るボンボンショコラも私のお気に入り。
「アントニオ」

「アントニオ」 1個270円(税込)

かつてチョコレートが苦い飲み物だった頃。そのドロドロのドリンクには、スパイスの他に、薬草、そしてハーブも加えられていました。「アステカ」もそうですが「アントニオ」もカカオの歴史にちなんで作られた土屋シェフのスペシャリテです。

バジルとチョコレート?と意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一度召しあがってみて下さい。ビターチョコレートとバジルの爽やかな香りが調和しています。私はそのままいただくのが好きですが、白ワインなどにも合うと思いますよ。
カカオの歴史に思いをはせる2粒

カカオの歴史を感じながらいただきたい2粒

「アステカ」と「アントニオ」はカカオの歴史に思いをはせることができる2粒です。
土屋公二シェフ

土屋公二シェフ

土屋シェフといえばカカオ、ですね!店名にもなっている「テオブロマ」はカカオの木の学名「テオブロマ・カカオ」に由来、ギリシャ語で「神様の食べ物」という意味です。この日も、チョコレートやカカオについて、色々なお話をして下さいました。

私は丁寧に作られ、美しく形が整ったボンボンショコラが好きです。「テオブロマのボンボンショコラはやっぱりきれいですね。」と私が無意識に申し上げると、土屋シェフが「テオブロマはボンボンショコラの形に細かい基準があって、それを満たさないとお店では絶対販売しないんですよ。」と教えて下さいました。その他にも、賞味期限の管理、衛生面にも厳しい基準を設けていらっしゃることをお聞きしました。土屋シェフはチョコレートのお味だけでなく、美しさ、衛生、安全に関してもしっかりと考慮して下さっています。

今回は私のお気に入りのチョコレートケーキとボンボンショコラをご紹介しました。
みなさんもカカオを感じる時間をテオブロマでお過ごしになってみてはいかがですか?

DATA
ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ
東京都渋谷区富ヶ谷1-14-9 グリーンコアL渋谷 1F
Tel:03-5790-2181 Fax:03-5790-2182
営業時間 9:30 ~ 20:00 喫茶 9:30 ~ 19:30
年中無休(年末年始を除く)
www.theobroma.co.jp



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