夫婦のイメージ

念願のマンション購入!でも新たな悩みも・・

分譲マンションに住む方の疑問や悩みにマンション管理士がお答えする「マンション住まいのお悩み相談室」。今回は、中古マンションへの入居を控え、組合役員の番がいつ、どのようにまわってくるのか知っておきたいヒロさんからの相談です。
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管理組合の役員がいつまわってくるか気がかり・・

◆相談者
ヒロさん
男性/32歳/東京都
既婚/妻と2人暮らし

◆お住まい予定のマンション
東京都/築10年/総戸数:約40戸

◆相談内容
「中古マンションを購入して、来月入居予定です。管理組合の役員も、いずれまわってくるものと覚悟していますが、任期や順番のルールは、どのように決まっているものでしょうか。入居後すぐ役員になることもあるのでしょうか。共働きなので、双方の仕事に影響が出ないように心の準備をしておきたいです。」

今回の相談者は管理組合の役員がいつ回ってくるか不安に感じています。そこで役員の任期や選任方法などについて実例のご紹介を交えてお答えします。

【回答1】 役員の任期は1年が一般的

中古マンションを購入する際、売主から管理組合に関する資料一式が仲介業者を通じて提供されると思います。そして、その中には「管理規約」がきっと含まれているはずです。

管理規約には、管理組合の業務内容や運営上のルールが記載されています。その中に「役員」に関する章があり、理事長をはじめとする各役職名とそれぞれの定員、任期、資格要件などが定められています。

役員の任期は1年が一般的です。ただ大規模なマンションでは、役員で構成する理事会(会社で言うところの取締役会に相当します)の運営力をなるべく維持できるよう、2年任期として毎年半数ずつ交代させるようなケースも見られます。

また、マンションに居住していない外部の所有者は、役員に就けないルールになっている管理組合も多いです。

管理規約は、そのマンションで区分所有者全員が守るべきルールブックですから、必ず目を通すようにしてください。

【回答2】 輪番ルールの有無や運用状況は管理会社などに確認

ヒロさんのご質問にも「覚悟」とあるように、管理組合の役員に就くことに対しては「管理についてよく分からない。」「仕事で忙しい。」などを理由に消極的であったり、なるべく避けようと考える人が多いのが実情です。

そのため、役員に就く負担や苦痛をなるべく公平にしようとして作られることが多いのが、輪番ルールです。しかし、この輪番ルールの有無や運用状況までは管理規約に記載されていないのが普通です。

また、新役員の立候補者がいる場合、輪番制があってもそちらを優先させる管理組合もあります。

ですから、まずは管理会社や管理組合の理事長に輪番ルールの有無や運用状況を尋ねてみるとよいでしょう。

【回答3】 いつ順番が回ってくるかはタイミングしだい

輪番ルールの順番については、単純に部屋番号順の場合もあれば、居住階数や棟別にグループ化して役員の構成が偏らないように設定しているケースもあり、管理組合によって様々です。

したがって、マンションを購入してまだ間もないとしてもタイミング次第ではすぐに自分の番が巡ってくる可能性もありえます。

なお、管理組合によっては役員の労苦に報いるため若干の報酬を支給していることもあります。一方、居住しない外部所有者や、役員の就任を辞退する方に対して「組合活動協力金」等の名目で一定の経済的負担(年間数千円~1万円程度)を求める組合もあります。

管理組合の役員には、定期的に開催される理事会への出席を求められるうえ、居住者間のトラブルへの対応などの厄介な問題への対応に直面するなど面倒くさい一面があるのは事実です。

ただ一方で、役員の経験を通じて組合運営に対する理解や他の居住者との交流が深められるチャンスと捉えることもできます。ご自身の大切な資産を守るためにも前向きにトライしてみてはいかがでしょうか。





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