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だから合格できない!お受験パパの残念な面接パターン(2ページ目)

『受かるお受験パパ』と『落ちるお受験パパ』の決定的な差は、何でしょう? 私が代表を務める「親子・お受験作法教室」に連日多くのご両親さまがご相談にいらっしゃいます。中でも「主人の答え方が一番の心配です。今からでも直りますか?」というご質問が目立っています。お受験面接は、どんなにお父さまが有能であっても、ご自分の思惑通りにはならず、ビジネスでのやり方も通用しません。

諏内 えみ

執筆者:諏内 えみ

暮らしのマナーガイド


面接官経験にこだわるお受験パパ

「私は面接をする立場ですから」「以前、会社で面接官を経験していますので」とおっしゃるお父さまも少なくありません。面接される側はもちろん、する側の心理を認識しておくことは悪くはないでしょう。しかし、その経験がプラスでなくマイナスに働いてしまうことも。「面接官をやったことがあるから、相手が求めるものを知っている」と思い込むのはとても危険なこと。

なぜなら、ビジネスとお受験では面接の趣旨が同じではなく、お父さまごとの職種によっても、求める人材が全く異なるからです。さらには、志望園、志望校によっても大きな違いがあるのは当然。面接経験があるからこそ、思い込みの危うさを認識すべきです。


応用が利かない丸暗記お受験パパ

ビジネスとは全く異なる緊張感に襲われたら…

ビジネスとは全く異なる緊張感に襲われたら…

お受験の面接は、丸暗記という安易な方法で合格するものではありません。ビジネスシーンとは全く異なる会場の風景と空気に、ほとんどのお父さまが、ご自分でも驚くほどの緊張に直面します。

私の教室でも、「あんなにあがったのは初めてです」をおっしゃるお父さまが本当に多くいらっしゃいます。そのような切迫した状況の中で、緊張で頭が真っ白になった際、丸暗記というものは非常に危険です。昨日までスラスラと言えていたいくつもの質問回答が、一瞬で消えてしまうことも。

面接官の質問のご意図をしっかりと受け止め、お父さまご自身のお考えや想いを、日頃から自らの言葉で伝えられるようにしておきましょう。こうしたトレーニングは、けっして短期間で成し得るものではなく、時間をかけた取り組みが合格の鍵となります。

また、マニュアルのような回答はNG。ぜひご家庭に合った、ご両親さまのお考えがしっかり伝わる言葉で。さらに、勘違い敬語や過剰敬語も当然マイナス評価になりますので要注意です。



いかがですか? 近年、伝統ある名門校では、試験よりも面接を重視する学校が増えています。そうした園や学校側から、「このご両親さまのお子さんなら、間違いない。ぜひお預かりしたい」という気持ちを抱かせることが、重要なポイント。どんなにお子さんの考査と面接が上手くいったとしても、お父さまの取り返しのつかない言動によって、ご家族の努力が水の泡になってしまうようでは、本当に残念なことです。

お受験に不要なプライドを捨てましょう。自慢のプレゼン能力をリセットしましょう。すべては、お子さんのためです。確実な合格に向けた面接マインドに切り替え、面接官の前で、思慮深く、冷静に振る舞える準備を早くから行いたいもの。その先に見えてくるのは、合格を手にしたお受験パパです。

お受験力もみるみる身に付く!
諏内えみ著 「身につけると一生役立つ 子どものお作法練習帖」/PHP研究所

 <参考記事>
「お受験、こんな親子が落とされる!」
「お受験終了! これが、第一志望に合格した親子」
「集中力もアップ!子どもの「姿勢」矯正」
「『お受験』両親面接・親子面接でお辞儀を極める!」
 


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