グッドイヤー・ウェルテッド製法などで底付けされた靴に不可欠なパーツ、それがこの矢印の部分であるウェルト=細革です。靴の完成品の状態では見えているのはその半分の「出し縫い」の部分。残り半分は靴の内部で縫合されています。ウェルトを用いて底付けされている靴の多くは、それをかかと部より前のみに用いています。安定性を求められるその周囲は、通常は釘でしっかり固定させるからです。「ウェルトが靴を全周する」これが一大特徴であるアレン・エドモンズの靴のかかと周りを撮影してみました。この意匠は外羽根式の紐靴に圧倒的に多いのですがこの靴は何と内羽根式! アレンの徹底振りに驚かされます。上とは別のアレン・エドモンズの外羽根式の紐靴の内側です。確かにソックシート(中敷き)がありません。かかと周りの固定に釘を用いていないので、ソックシートでそれを隠す必要がないのです。この写真の記事を読む※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。