調理中に換気扇をガンガン回してみても、やはり煙が立ち込め、家じゅうスモークという自体は避けられません。なのでせっかくのスモークも心置きなく楽しむことができない……といった声が聞こえていたわけですが、このたび、そんなスモークファンやこれからスモークをやってみたいという人に朗報が。
2015年9月1日にパナソニックより、業界初となる燻製調理機能のついたスモーク&ロースター(NF‐RT1000)が発売になります。なんといっても最大の売りはおうちで手軽に燻製調理ができるということ!そこでいち早く同機を使用してみたレポートです。
専用のホウロウ製の「くんせい容器」を使用
扉をあけて、ホウロウのくんせい容器と網をセット
市販のスモークチップ(今回はどんな食材にも合うという理由で“桜”を選びました。もちろん好みでヒッコリーでもリンゴでもOK)を入れてさらに付属の網を乗せます。
このとき、アルミ箔で油受けをつくり、さらに食材をセットしアルミ箔でフタするなど、食材によっては若干セットの仕方は変わることもあります。
あとはタイマーで時間を設定し「くんせいスイッチ」を置くだけという驚きの手軽さです。
定番食材を燻製してみてわかった衝撃の事実!!
まずは同機の取扱説明書にもあったおすすめ食材、うずら卵、枝豆、チーズ、レーズンとイチジクなどをスモークしてみました。これらは下味をつける必要もなく(枝豆は下記にあるように燻製塩をしました)、思った時にすぐにスモークできます。先述したようにスモーク&ロースターの庫内に「くんせい容器」とスモークチップとして用意した桜を入れ、あとは網の上に食材を置けば準備完了。設定時間を15分としてスイッチオン。
とにかく、燻してみて驚きました。調理中一切煙も臭いもでません!! いやほんとに。
もちろん出来上がったときにスモーク&ロースターの扉を開けると、ふわっと香りこそしますが、あのモクモク煙はありませんでした。そしてもちろん食材はしっかり燻せており、旨味も十分なのです。
いつもわが家はベランダでスモークをしているのですが、それでも家の中にスモークの香りが立ち込めます。なによりマンション住まいの悲しさ……お隣りさんの顔色を常にうかがっておるのですが、スモーク&ロースターならその心配は皆無です。
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