ジャズ版ケヴィン・ベーコンゲームをやってみよう!
このケヴィン・ベーコンゲームをジャズに応用したのが今回ご紹介する「ジャズ版ケヴィン・ベーコンゲーム」です。最初は集まった人たちで、好きなアーティストを2名挙げてもらい、その二人で、共演作をたどってみるというのが良いでしょう。この場合、なるべく世代やジャンルの違うジャズメンを上げるのがおもしろくするためのコツです。例えば、今回は、一人目が2015年のグラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を「ビューティフル・ライフ」で受賞した「ダイアン・リーヴス」。もう一人は、全然毛色の違うフリー・ジャズで、今年亡くなったフリー・ジャズの始祖「オーネット・コールマン」でやってみましょう。
ダイアン・リーヴス「ビューティフル・ライフ」より「ドリームス」
Beautiful Life
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ここでダイアンが共演しているのが、2012年にはグラミー賞も取って乗りに乗っているキーボード奏者のロバート・グラスパーです。ロバート特有の浮遊感漂うR&B的な曲調がおしゃれ。ベテランになったダイアンにはピッタリの都会的な雰囲気です。後半はスキャットによる盛り上がりも見せ、まさに大人の作品に仕上がっています。
さあ、ここからゲームの開始です!
そのダイアンが売り出しの頃、参加していたフュージョン・バンドの作品から始めましょう!
ステップス・アヘッド 「マグネティック」より「マグネティック・ラブ」
Magnetic
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ダイアン29歳の時の若々しい歌声が新鮮な曲です。歌としては難しい曲で、デビュー当時から実力のあるダイアンにピッタリのハマり曲と言えます。ここで共演したマイケル・ブレッカー(ベーコン数1)のファンキーなサックスに負けず劣らずの迫力は見事です。
ゲームはダイアン・リーヴスからマイケル・ブレッカーへ、次は思わぬ展開に!