第二位 パット・メセニー「KIN」より「Sign Of The Season」

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パット・メセニーの音楽にはいつも、カントリー・ミュージックを想わせるイメージがあります。例えるなら、アメリカの広大な土地に吹く風。聴く者はその風に乗り、一緒にどこまでも、眼下に広がるアメリカの風景を眺めていくのです。

「Sign Of The Season」では、ポスト・マイケル・ブレッカーのサックス奏者クリス・ポッターのソプラノがナチュラルな雰囲気を醸し出し、パットの世界観にフィットしています。
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毎回のようにコンセプトを変えながらも、いつもと変わらないパットのサウンド。いつ、何を聴いても安心感を得られる現代のジャズ・ギターを代表するスタイリストです。

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ジョン・アバークロンビー「ナイト」

 

nigh

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広大なアメリカの風を想わせるパットに対して、ジョン・アバークロンビーは同じアメリカのギタリストなのにサウンドはどこかヨーロピアン。

この「ナイト」も1曲目「Ethereggae」から、独特で不思議な世界観に溢れた、サウンド作りになっています。マイケル・ブレッカーの参加も当たりですが、特にヤン・ハマーのキーボードが効いており、雰囲気づくりに一役買っています。

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第三位 ロバート・グラスパー「ブラック・レディオ2」より「レット・イット・ライド」

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抑えたサウンドがスタイリッシュ。耳に優しい。心地よい音圧。フィーチャーされたヴォーカルも決して声を張らない。なごみや癒しにつながるナイト・ミュージック。

ロバート・グラスパーの「ブラック・レディオ2」はまさにそんな形容詞が並ぶ上質のR&Bアルバムとなっています。
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前作の「ブラック・レディオ」が2012年のグラミー賞最優秀R&Bアルバム賞を受賞。続く第2弾として出されたこの「ブラック・レディオ2」もさらに上質のサウンド作りが話題となりました。

特に参加ミュージシャンは前作より豪華で、「レット・イット・ライド」には同じブルーノート・レーベルでヒットを飛ばしたノラ・ジョーンズがヴォーカルを取っています。ここでは、アップビートの中でも、ノラの声が持つ癒し感をうまく引き出しています。

アルバム全体がコンセプト・アルバムのイメージが強く、一曲ごとの評価と言うよりは、トータルでのサウンド、雰囲気が統一されています。そして、それこそがロバート・グラスパーの音楽と言えます。まさにロバートがディレクトする彼の世界のラジオ放送。最先端のR&B寄りのNYジャズの香りを放っています。

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インコグニート「100°and Rising」

 

100° and Rising

100° and Rising

ロバート・グラスパーの音楽が真夜中のドライブに最適なのならば、たどり着いた先で、スタイリッシュに踊るには、やはりこれ!1995年に全米ジャズチャートで2位にまで上ったインコグニートのヒット・アルバム「100°and Rising」です。

インコグニートはイギリスのアシッド・ジャズのムーヴメントを創った伝説のバンド。今年は結成35周年を迎え、ますます元気に活動するバンドです。

次のページでいよいよ2014年のラストです!

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