アクトビラは、家に居ながらにして
テレビを使ってソフトレンタルができる
テレビのセットアップに新しく加わったのがネットワークへの接続です。対応型テレビの場合これを済ませれば、テレビ向けインターネットサービスを受けることができます。
代表的なものに、アクトビラのビデオ・オン・デマンド(大部分は有料)があります。昨年暮れからTSUTAYA ON LINEがスタート。新作映画のダウンロードサービス(レンタルまたはセル。有料)を楽しむことができます。YouTubeも見られますし、パソコンに比べて決して使いやすいとは言えませんが、既存のウェブページの閲覧もできます。
私が愛用する日立P50-XR03の場合、ネットボタンでWoooNetに接続、次にYahoo!やアクトビラに入る
インターネットサービスを受けるためには、まずご自宅の接続環境を確認しましょう。基本的にブロードバンド環境(ADSL、FTTH)でないと、テレビで十分なインターネットサービスは受けられないと考えて下さい。
また、「アクトビラ ベーシック」(文字、写真画像)と「アクトビラ ビデオ」(SD動画映像表示)はADSLで利用できますが、「アクトビラ ビデオ・フル」(ハイビジョン動画全画面表示)を視聴するためには、光ファイバー(FTTH)接続環境が必要です。
ADSLでも最高スペックの場合、利用はできますが、基本的にビデオ・フルは光で、と考えてください。だから、設定をする前に、接続環境を把握しておくこと。
テレビをネットワークにつなぐには、
ブロードバンドルーター(内蔵モデム)が必要
接続の具体的方法については、環境とテレビ(製品)によって「各論」になりますので深入りを避けますが、すでにブロードバンドのインターネット接続環境が整っているとして、テレビだけを接続する場合とパソコンを含んだ接続とする場合の両方のケースが考えられます。前者の場合モデムを中継してLAN端子に接続します。
後者の場合は、ブロードバンドルーターを追加する必要があります。ご使用中のブロードバンドモデム(プロバイダーから送ってくる電話回線の中継機)がルーター機能内蔵の場合はそれを使います。
ブロードバンドモデムに同機能はほとんどの場合内蔵されていませんので、新に用意しないといけません。そのためにはご利用の電話会社に申し込んでレンタルルーターを送ってもらうか、市販のブロードバンドルーターを購入します。
電話会社に貸し出してもらう場合、たとえばNTT東日本だと月額390円程度です。一年間に払う費用を考えれば、購入したほうがいいかもしれません。私が使っている製品はバッファロー社の高速有線ブロードバンドルーターで、ヤマダ電器で5,980円で購入した製品です。高速タイプでない標準仕様は2,980円で購入出来ます。
ブロードバンドルーターは、ブロードバンドモデムの後段に接続し、パソコンやテレビ(他に二台目のパソコン)とLANで接続します。付属のセットアップ用CD-ROMを使い、パソコンの画面を見ながら設定を進めていきます。ポイントはご自宅の環境がADSLかFTTH(光)かを選ぶくらいで、どなたでも非常にカンタンに自分で設定できます。
バッファローのブロードバンドルーターをブロードバンドモデムに接続。これで、テレビとパソコンの両方でインターネットサービスを受けられる
CATVの場合、戸建て住宅では、
アクトビラ ビデオ・フルを利用できない場合も
CATVをご利用の場合のネットワーク接続はどうでしょうか。CATV各社が新規加入者に配布する最新のSTB(デジタルチューナー)はLAN端子を装備していて、インターネットサービスに対応し、それを使ってテレビと接続すればアクトビラを見ることもできます。
しかし、CATVは幹線(基幹通信網)は光ファイバーを使用しますが、幹線から戸建て住宅への引き込みは同軸ケーブルを使用する場合が多いためブロードバンド接続環境とはいえず、アクトビラへの対応はアクトビラ ベーシック止まりになる場合が多いようです。
CATV各社もアクトビラをたくさんご覧になりたいなら、CATVのシステムを使わず、直接電話回線に接続する方法を薦めています。
すでにCATVにご加入されているなら、STBを使ってどこまでアクトビラに対応可能か確認してください。もしあなたが共同住宅に住んでいて、CATVがすべて光ファイバーで配線されていてビデオ・フルまで対応している場合は、ノープロブレムです。やるべきことは直接受信と基本的には変わりはありません。
アクトビラ公式サイト