コタキナバル/コタキナバルのグルメ・レストラン

ボルネオ原産の果物の王様、ドリアンに挑戦!

種類豊富なコタキナバルのトロピカルフルーツの中でも別格の存在感を持つのが果物の王様「ドリアン」。匂いが独特なことで有名ですが、地元の人たちが愛してやまない奥の深い果物です。原産地ならではのボルネオのドリアンの楽しみ方をご紹介します。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

ボルネオ産まれ、果物の王様ドリアン

コタキナバルでは様々なフルーツを楽しめますが、その中でもボルネオを原産とする果物の王様「ドリアン」の存在感は別格です。匂いが強烈なため、苦手な人からは「腐った玉ねぎの匂い」「ガス漏れの匂い」などと言われることもある一方、好きな人にとってはそんな匂いも甘くてクリーミーな食感も、すべてがたまらない魅惑のフルーツ。

コタキナバルのドリアンシーズンは7~9月頃と12月~2月頃。この時期にコタキナバルに来られる方、まだ食べたことがないという方はぜひ滞在中に挑戦してみましょう!

コタキナバルでドリアンを食べられる場所

ドリアン屋台

KKプラザ横の歩道橋の下はドリアンストリート。16時~20時頃の営業です。

市街地エリアに滞在される方にとって一番アクセスしやすいのは、ショッピングセンター「KKプラザ」脇の歩道橋下に夕方から並ぶドリアン屋台。その場で食べるためのテーブル席も用意されています。

タンジュンアルエリアなら、ファーストビーチの駐車場にもシーズンになると屋台が出ます。キナバル公園やリバーサファリに行かれる方は移動途中の道端に屋台が出ているので、ツアー中に見かけたらぜひ立ち寄ってもらいましょう。

ドリアンを買ってみよう!

品種リスト

とあるドリアン屋台に掲げられていた品種リスト。その数30種類以上!

さて、ドリアン屋台を見つけたけれど、買い方や食べ方がわからない……。そんな方のために屋台でのドリアンの購入方法をご紹介します。

まずはドリアン選び。最近は色々な品種があり、それぞれ値段が異なります。基本量り売りで値段は1kg単位で表示されています。

「猫山王」「D24」などの人気品種や、半島マレーシアやタイから輸入されているものは値段が高めですが、安い地場のドリアンでも十分美味しいので、特に高い品種を選ぶ必要はありません。売り子さんにおすすめを聞いて、予算に合った食べごろのものを選んでもらいましょう。

重さはこぶりなドリアンなら一玉1kg、大きめのものなら一玉2kg程度。選んだらその場で重さをはかって値段を計算してくれます。お金を払ったら割ってもらって屋台のテーブルで食べて行きましょう。

割った果実の中にクリーム色の果肉の粒が入っています。これを手で取り出して食べるのですが、中には種があるので種の周りの柔らかい果肉を食べていきます。

食べ終わったら果肉でべとべとになった手を洗うのですが、その際、空になったドリアンの殻の中に水を注いでそこで指を洗うと……あら不思議!指についたドリアンの匂いが消えてしまいます。ぜひお試しあれ。

ドリアン豆知識

匂いが強いので、ホテルへの持ち込みは原則禁止。日本への持ち込みは検疫を通ればOKですが、航空会社によっては飛行機へのドリアンの持ち込みが出来ません。マレーシア航空、エアアジアは手荷物、預け荷物ともにドリアンの持ち込み禁止です。

こちらではドリアンは体を暖める食べ物とされ、同じように体を暖める食べ物、特にアルコールとの食べ合わせが悪いと言われています。体質によってはドリアンを食べただけでも熱が出たり具合が悪くなってしまう方もいるので、慣れないうちの食べ過ぎにはご注意を。

幻の赤ドリアン!

赤ドリアン

ボルネオ以外では出会うことが難しい希少な赤ドリアン。Durian Dalit、Ralitなどとも呼ばれます。

市場に多く出回っている栽培種のドリアンはクリーム色の果肉ですが、ボルネオ島では赤いドリアンやオレンジ色のドリアンも存在します。一般的なドリアンと比べると小さくて可食部や甘みも少ないのですが、この独特な芳香と素朴な味が好き、という人も。

森の中に生えている野生種のため流通量が少なく、コタキナバル市内ではなかなかお目にかかることができません。田舎の屋台や市場でたまに普通のドリアンに紛れて売られていたりするので、もし運良く見つけたら話のタネにこちらも挑戦してみてくださいね。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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