マンションの管理組合といえば、共用財産の維持管理を目的として、管理費等の徴収、清掃、設備管理、修繕工事などを実施するのが主な役割です。

その一方で、管理組合を1つの消費者団体と見なして専有住戸内のサービスを一括で提供する動きも見られます。そして、その場合各個人で購入する場合に比べてかなり割安になり、お得なケースがあります。

その代表的な例として、今回は「インターネット」と「電力」のまとめ買いについてそのメリットと留意すべき点をご紹介します。

インターネットの利用料金

ネットにアクセスするご夫婦

インターネットの利用はもはや常識に・・

これまでマンションの居住者は、戸建住宅と同様、各個人ごとにあらかじめ設備を設置した通信キャリア(回線業者)と契約するしかありませんでした。

高速の光ファイバー回線なら、月額利用料金として3,500円前後が平均的な相場と思われます。

ところが、マンション一棟で一括契約すると、それが半額以下の水準まで下がるケースも出てきているので、十分検討の価値があります。

ただし、一括契約に際しては以下の点に留意する必要があります。

(1) 全戸一括契約が条件
居住の有無に関わらず、マンション内の全戸数(管理人室・共用施設等を含めることも可)を対象とする契約が必要です。したがって、加入しない住人が多い場合には一人あたりの利用料金が思ったほど下がらない可能性があります。

(2) 中途解約にはペナルティーが付く
キャリア側が自らの負担で通信設備を設置して償却する方式のため、当初の契約期間(5年くらい)が満了するまでコミットする必要があります。

そのため、契約期間の途中で解約する場合は、契約期間の残月数分に応じた利用料を支払う必要があります。

(3) 管理組合の総会決議が必要
一括契約するには、管理組合での総会決議が必要となり、総会出席者(委任状等を含む)の過半数の賛成が必要となります。

上記(2)で述べた留意点を考えると、事前に住民アンケートを実施するなど加入の意思について確認しておく方がよいでしょう。

なお、回線業者自身がプロバイダーのサービスを提供しており、一括契約とセットになっている場合があります。その場合、現在利用しているプロバイダーを継続すると、回線業者の利用料金と重複して負担する部分が生じるので、注意してください。

【マンション一括契約プランの例】
◆ フレッツ 光ネクスト マンション全戸加入プラン
◆ UCOM 光 レジデンス

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