包装紙の包み方のコツ! 本のラッピングなどにおすすめ
包装紙の包み方の基本「斜め包み/デパート包み」は、きっちり仕上げるのは少々難しいけれど、慣れると手早く包むことが出来ます。
包装紙を使った包み方の中でも、斜め包み/デパート包みは、世界でも評判の日本のデパートで多用されるフォーマルにもOKの包み方で、贈り物の箱や本のラッピングに便利。箱を回転させながら包み、テープで留める箇所は最後だけ、というシンプルで美しい仕上がりの「デパート包み/ななめ包み」。ラッピングの包装紙の包み方の定番中の定番ですのでぜひマスターしたいですね。フォーマルにも安心して使えますが、慶弔によって合わせ目のルールがありますので注意してください。
斜め包み/デパート包みの材料と包装紙のサイズ
斜め包み/デパート包みの材料
※包装紙のサイズ確認
包装紙のサイズが間に合うか確認するには、まず下の写真のように包みたいものを斜めに置きます。箱の左下角が紙の端から2~3cm離れるように置いてください。
箱を斜めに置きます
次に、残りの紙を図のようにかぶせてみて、箱がすっかり覆われ、左右共に3cmから4cmのゆとりがあるようなら大丈夫です。
このようにかぶせてみてチェック
斜め包み/デパート包みのやり方とコツ
1.包装紙の長い辺が右に来るように置き、箱を図のように載せます。
斜めに置きます
2.箱の左下角に包装紙をかぶせます。このとき、箱の端から2~3cmのゆとりができるように位置を調節します。
左の角にかぶせます
3.左側の紙を上に立ち上げるようにし、余る部分を内側に折り込みます。
左側の紙を折り込みながら
4.箱の縁と包装紙の折り位置がぴったり合うように気をつけながら、左側をかぶせます。
縁を合わせてかぶせます
5.次に箱を持って上側に回転させながら包装紙を折っていきます。
回転させながら
このとき、箱の縁と包装紙の折る位置が合うように、余っている部分を斜め上に引っ張りながら調節するのがコツです。位置が決まったら、箱で押さえるようにして横のラインを決めます。
内側に引っ張りながら
6.続いて奥側のたるみもきちんと整えてから、箱を向こうへ倒します。
たるみを整えて回転
このとき、横のラインが箱よりもはみ出ていないか注意しながら押さえていきます。
はみ出ないように注意
7.右側も同じようにして余った部分を内側に折り込みながらかぶせます。
右側をかぶせます
8.上側も同じようにして折ります。
上側をかぶせます
9.最後の合わせ目を内側に折って整え、テープで留めます。
合わせ目を整える
このとき、このように対角線上で合わせるように整えると、赤丸部分を小さく留めるだけで固定でき、とても美しい仕上がりになります。
対角線で整えるときれい
10.表に返してできあがり。
できあがり
祝儀と不祝儀では包み方が逆になります
上記はお祝い事のときの包み方で、ポケット状になる部分が上にきます。
ポケットが上に来るのは祝儀用
不祝儀(法事や仏事、お悔やみなど)の贈り物を包む際は、包み始めの箱の位置を右側に持ってきます。その後の包み方は同じですが、包み終わるとポケット状の部分が下になります。また最後の合わせ目も逆向きになります。これは、「不幸なことは流れ落ちるように」という意味が込められています。マナーとして覚えておきましょう。
不祝儀用は箱を右側に
【関連記事】