2017年は9月10日まで開催!「川越氷川神社 縁むすび風鈴」
川越市の中心街にある川越氷川神社では、2017年9月10日まで「川越氷川神社 縁むすび風鈴」の神事が行われ、境内は、風が吹くと涼やかな風鈴の音色に包まれます。川越氷川神社は、二組の夫婦神様とそのお子孫の5柱の神様が祀られていることから、家族円満、夫婦円満、縁結びの神様として信仰されています。
上の2枚の写真は、2000個以上の風鈴が下げられた「縁むすび風鈴回廊」で、11色の色とりどりの江戸風鈴で囲まれます。風鈴には、参拝者が願いごとを書いた木の短冊が結びつけられており、短冊は後日奉納されるそうです。
良縁を結ぶ、涼やかな風鈴の音色
日本では古くから、鈴の清らかな音色に清め祓う力があると信じられており、神社では、参拝する前に鳴らす鈴や、巫女さんが神楽舞を舞う際に持つ神楽鈴など、鈴が神具としても重要な役割を果たしています。また、風に神様の気配を感じる風習があり、風が吹くと神様が現れるとも言われています。風鈴の音色とともに、神様が願いを聞き入れてくれるというのはとてもロマンチックですね。「風の便り」という言葉のように、風が人の想いを運んでくれると古くから信じられているのです。
風鈴小路では、透明な風鈴が揺れています。明るい時間帯では、木漏れ日にきらめく風鈴が涼しげで、木々の緑と透明なガラスがさわやかに輝きます。暗くなると、カラフルにライトアップされて周辺の木々も幻想的に浮かび上がり、また違った魅力。
次の頁では光を灯す伝説の「光る川」についてご紹介します。