一人暮らし/人を呼べるインテリアのコツ

インテリア実例:フィンランド雑貨とともに暮らす(2ページ目)

北欧のフィンランド雑貨とDIYを楽しむ一人暮らし女性の部屋を取材してきました。大好きなモノに囲まれながらも、スッキリと美しい収納を実現。どこを見ても素敵で可愛いフォトジェニックなインテリアをお見せします。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド


フィンランドの食器・雑貨に恋をして…

一人暮らしの部屋

日当たりの良い明るい部屋。壁に飾られたオーナメントと籠はフィンランド製で、素材は白樺。使い込むうちに飴色になっていくそう。

幸子さんがフィンランド雑貨を好きになったのは、5、6年前のこと、ある食器との出会いがきっかけだったそうです。「フードコーディネーターのSHIORIさんが本の中で使っていたんです。最初は特に興味もなかったんですが、何度も見ているうちにハマってしまって」と持ってきてくれたのが、白地に黒いラインで花と木の実が描かれたコーヒーカップ(下の写真)。
コーヒーカップ

幸子さんが惚れてしまったコーヒーカップ。100年以上の歴史がある『アラビア(ARABIA)』というメーカーで作られたものだそう。素朴な味わいが魅力

北欧のインテリアは近年人気ですが、フィンランドのものが特に好きな理由を伺うと、「どちらかと言えば、無骨な雰囲気。でも、デザイン性が高いというのがフィンランド食器の特長です。この美しさは他にないな、と思います」と幸子さん。そこから気に入ったフィンランドの食器や雑貨、布を集めるようになっただけでなく、現在はフィンランド語教室にも通い、語学や文化も学んでいるそうです。北欧インテリアは現在でも人気が高いですが、国ごとに雰囲気は違い、「デンマークはスタイリッシュな印象がありますが、フィンランドはほっこりと可愛らしい雰囲気がありますね」と解説してくれました。
一人暮らしの部屋

壁に取り付けた棚にフィンランド食器や雑貨が並ぶ。日本でフィンランド製の食器・雑貨を手に入れるなら、『イッタラ(iittala)』のショップがおすすめだそう。

幸子さんの手持ちのフィンランドの雑貨の中には、かなりの年代物で高額なものもありますが、ただ飾るだけでなく、日常的に使うものとして棚に置かれています。「これらの食器も、フィンランドではそもそも日用品。普通にガチャガチャ使ってるんですよ。私も飲み物を飲むときなど、ここからグラスを持ってきて使います。この棚は飾るだけでなく、実用コーナーでもあります」と幸子さん。飾って愛でるだけでなく、好きなものだからこそ使い込んであげるのもモノに対する愛なのだと、改めて感じさせてくれました。
フィンランド雑貨

(左上)数あるフィンランド雑貨の中で、一部にはスウェーデン作家のものも。洋服型の花瓶は『リサ・ラーソン(Lisa Larson)』 (右上)フィンランドといえばムーミン。ミィのマグカップは『アラビア(ARABIA)』のもの (左下)こちらも『アラビア(ARABIA)』のカップ&ソーサー&シュガーボウル (右下)素敵な雑貨ともに飾られる花や緑。植物があることで、モノからも生命力を感じる


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