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E3で未来が見えてきたPS4(3ページ目)

世界最大のゲームショウ、 Electronic Entertainment Expo(以下E3)2015がロスアンゼルスにて2015年6月16日から18日の3日間にわたって開催されました。そして、2015年のE3で最も多くの注目を集めたハードは、PS4でした。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

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海外での好調を背景に国内にも流れを作ることができるか?

据え置きゲームハードの図

日本では据え置きゲームハードの市場自体が非常に小さいものになってしまっています。是非とも、盛り上げていって欲しいものです(イラスト 橋本モチチ)

いかがだったでしょうか? 今回ご紹介した中には、PS4独占のタイトル以外も含まれています。海外ではPS4とXboxOneが熾烈なシェア争いを繰り広げていますので、どちらのハードが先行発売だとか、体験版が先に遊べるだとか、そういった差が丁寧にアピールされています。

日本においては、据え置きハード自体があまり売れてなく、XboxOneに至ってはまだ累計で数万台と、ほとんど影響力を持っていない状況ですから、PS4独占なのか、という情報にあまり意味はないかもしれません。それよりもポイントなのは、途中ご説明した通り、PS3でも遊べるのかというところで、2015年の注目タイトルはPS3でも遊べるものが多いのですが、2016年からはいよいよPS4のみで開発されていたタイトルが揃ってくる模様です。

国内のPS4の累計販売台数は150万台弱、開発費の大きさを市場がまかないきれない為にソフトが中々そろわず、ソフトがそろわない為にハードが売れないという悪循環に陥っています。一方で、据え置きハードが元気な海外では、タイトルも次々に発表され、好循環を生み出しています。

今回のE3では、珍しく日本のタイトルが数多く話題にあがりました。日本のゲームが海外でも話題、というよりは、大手メーカーがPS4でタイトルを出していくにあたって、海外でも通用するフランチャイズを主に弾を揃えてきたという印象です。そして、その中にはFINAL FANTASY VIIなど大きな驚きもありました。

国内ではなかなか難しいPS4ではありますが、やっと目玉となるタイトルは見えてきました。「Project Morpheus」のような新しいチャレンジもあります。海外に吹く好調の風を上手くつかんで、魅力的なタイトルを増やしていって欲しいですね。

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