気をつけたいバリ島の虫除け
一年中常夏の気候であるバリ島では、日本だったら夏しか発生しない蚊や虫が季節を問わず生息しています。バリ島旅行では虫除け対策は必須。とりわけ蚊には要注意です。
例えば蚊を媒介してかかる病気にデング熱があります。日本でも流行したのは記憶に新しいですが、バリ島でもデング熱感染のリスクがあります。予防注射と感染してからの特効薬がないことから、恐ろしい病気と思われがちですが、病気を媒介する蚊に刺されないようにするのが一番の対策。そこで今回はバリ島で気をつけたい虫除け・蚊対策について紹介します。
ちなみにバリ島でもデング熱にかかる人は多く、一回感染したから抗体ができて、次はかからないかというと、そうではないらしいです。ガイドも過去に2回テング熱になり、入院して散々だった思い出があります。注意はしていましたが、以前よりもさらに蚊に刺されないように用心するようになりました。
室内での虫除け
スーパーマーケットの虫除け商品の棚
現地の人も蚊に刺されないように、様々な虫除け商品を利用しています。バリ島のスーパーマーケットでは虫除けコーナーがやたらと充実しているので、日本で準備できなくても現地で調達することは可能。部屋全体に散布するものから、直接身体につける商品まで揃います。以下に利用方法や使い勝手なども含めて紹介します。
蚊取り線香は一箱40円くらい
まずは昔からなじみがある蚊取り線香です。煙をたいて蚊をいぶり出すやりかたで、長時間線香が燃え尽きるまで使えます。野外や半屋外などで利用されることが多いです。部屋内で使うと少ない量とはいえ、煙が充満して喉や目が痛くなってしまうので、気管支が弱い方にはおすすめできません。バイゴンというメーカーが有名ですが、他のメーカーでも効用はかわらないようです。
スプレータイプは一瞬で蚊を撃退します。価格は約300円前後
一瞬で蚊を殺してしまうのなら、強力なスプレータイプをおすすめします。入ったトイレなどに蚊がたまっている場合など、スプレーを吹きかけて蚊を追い出さないと、とんでもない箇所を刺されてしまったり......。匂いが強烈なので、部屋で使う場合はいったん部屋に散布してからは、しばらく外で待機していたほうが良いでしょう。ガイドも以前はスプレータイプを室内で使っていましたが、あまりに匂いが強烈で、しかも油分が飛び散るので身体に悪い気がしてきてここぞというときにのみ使用しています。
ワンプッシュタイプは90日の商品が約400円くらい
効き目はあるけど、使う量が少ないワンプッシュタイプは寝る前に室内に一吹きするだけで、隠れていた蚊も退治できるので重宝しています。使う量が少ないのが良いのか、それとも少ない量で効くのだからもっと人間の身体に悪いのか、解釈が難しいのですが、蚊に刺されないことを優先するなら、便利な商品だと思います。ガイドは香りがマイルドなグリンティーの香りのHIT商品をよく使います。
電気式は装置とあわせても約200円くらい
ブンブンと不快な蚊の羽音に邪魔されずに安眠したいのなら、夜は電気式のマットタイプを選ぶと良いでしょう。匂いも気にならず長時間利用できますが、効き目が弱い気がするので、最初にスプレータイプかワンプッシュタイプで蚊を退治してから部屋を密閉し、マットタイプの電気式を使うなど、併用すると効果があると思います。
外出時の虫除け
ガイドが愛用するソフェルは1本約100円くらいで、携帯に便利なミニボトルもあります
野外でも蚊に刺されないように用心することが肝心です。半屋外のレストランなどにも机の下などに蚊がいることがあるので、直接自分の肌に虫除けを散布しておいたほうが安心です。クリームタイプもありますが、ガイドのおすすめはスプレータイプの虫除けです。散布した時に手が汚れないので便利だと思います。長年愛用しているのがソフェルという商品です。比較的肌への負担が軽く、蚊を寄せ付けない効果が最もあるようです。
日本円で約300円ですが、量が多いので家族全員で使えます
他の商品と比べると価格が高いOFFというスプレータイプは家族で子供にも使えますが、肌への刺激が少ないものの、やはり香りが強いので好みはあるかもしれません。量が多いので、一回の旅行で家族全員が使えるでしょう。
旅行中はしっかりと虫除け対策しよう
デング熱に感染したかどうかは、病院で血液検査をしないとわかりません。高熱がでて、おかしいと思ったときはすぐに病院で検査をしましょう。ガイドの経験ですが、高熱の他に身体全体の関節が痛くてたまらず、身体がとても怠くなりました。
「蚊に刺されないように」と神経質になりすぎることはないと思いますが、どこで感染するかわからないので、しっかりと虫除け対策をして楽しい旅を過ごしてくださいね。(※情報は2015年7月現在)