東京在住者で移住を希望する人は、4割!
地方移住・田舎暮らしは、男性の憧れです。でも、その現実は?
内閣官房「東京在住者の今後の移住に関する意向調査」(平成26年8月、東京都在住者へのインターネット調査)によると、東京都から移住する予定、または、移住を検討したいと思っている人の割合は、約4割だそうです。田舎暮らしや地方移住という言葉は、比較的馴染みのある言葉になったけれども、実際に希望する人は少ないのではないかと思っていましたが、実に4割の人が予定している、あるいは検討したいと思っているということなので、正直、驚きました。
また、関東圏以外の出身で東京在住者になっている方で移住を希望している人は、5割近くだそうです。やはり、「いつかは、故郷に帰りたい」と考えている人が多いのでしょう。
さらに年代別、性別に移住の希望の有無を詳しく見てみましょう。まず、移住の希望を性別にみると、男性は、10・20代で5割弱、30代、40代に一旦減って、50代に5割強に増えますが、一環して、移住の希望は高い水準であるといえます。女性は、10・20代は男性と同様に5割弱で移住の希望は高いのですが、それ以降は、一貫して、移住の希望は減少傾向にあります。
男性も女性も10・20代の若い世代も、移住を希望する人の割合が多いことには、私も正直、驚きました。その一方で、シニア準備世代である、50代の場合、男性は、移住を希望する者の割合が多い一方で、女性は、男性ほど多くないというのは、感覚的にそうなのだろうと思っていました。夫に「老後は、田舎に家を建てて、畑を耕しながら暮らすから、付いて来て」と言われた妻が、「私は、便利な都会暮らしがいいので、行くならあなた一人でどうぞ」という会話が容易に想像できます。
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